[小倉記念(GⅢ)攻略ポイント]
小倉記念といえば、トニービン。
本当に恐ろしいほど来ます。昨年も、母父トニービンの6人気フェルメッツァが馬券圏内。これまで重賞好走歴も小倉実績もほとんどないにも関わらず、当たり前のように3着に入るのですから、本当に恐ろしいほどの血統適性。1年間に行われるJRA重賞の中で、おそらく最も血統適性がハッキリしているレースなんじゃないでしょうか。
改めてみても、本当に壮観。人気、前走着順など一切関係ないですからね。さすがに内包になると信頼度は下がりますが、それでも好走歴があるだけに無視できたものではありません。
一応、そのトニービンの牙城を崩すかもしれない存在としては、ハービンジャーを挙げておきます。これまで、のべ4頭出走してうち3頭が馬券になるというハイアベレージ。
もっとも、人気馬の出走しかなく、サンプルも実質2頭。まだレース適性があると断言するには至りません。ただ、元々小回り芝2000はハービンジャーの得意とする舞台。それを考えれば、今後、さらに勢力を拡大する可能性は十分あるでしょう。その期待も込めて、トニービンを追う第一勢力と位置付けておきます。
最後に、小倉記念というレースの本質について。
上記は良馬場で施行された小倉記念のラップ推移ですが、まさに判で付いたように中盤で一度グッとラップが締まっていることがお分かりいただけると思います。ここからダラダラと11秒台後半から12秒台前半のラップを刻み続けることもあることから、持続力とスタミナの要求値が高まります。
こういうラップ推移のレースで好走した経験のある馬は要注意です。
それでは、今年の候補馬を挙げてみましょう。
②レイホーロマンス
(父ハービンジャー)
⑥マイネルサージュ
(父ハービンジャー)
⑩サトノクロニクル
(父ハーツクライ)
⑫サンマルティン
(父ハービンジャー)
人気にはなるでしょうが、このレースにおいてトニービンに逆らうのは主義ではありません。私の本命は、トニービン系サンデーのハーツクライを父に持つ⑩サトノクロニクルしかいないでしょう。
昨暮のチャレンジCにおいて、12.7-11.4-12.4-12.0-11.4-11.9-11.6-11.4-11.7-12.1と、5ハロン目から11秒台に突入する持続力ラップを勝ち切っている点からも、このレースに対する適性は十分にあると見ます。
【出馬表・オッズはこちら】
プロフィール
境和樹
立教大学法学部卒。東スポや競馬最強の法則で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。
「競馬成駿」はコチラ!
境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。