8/11・12開催の次走注目馬

◆11R 新潟日報賞(芝1400m)
次走注目：ドーヴァー
(6人気12着)
古馬準オープンにありがちな着差の小さい大激戦。ましてや46.0-45.9秒というスローに近いミドルラップで進行したことで馬群が固まり、進路確保に手間取る馬も少なくなかった。この馬もそのクチで、直線は前が詰まってまともに脚を使う場面がほとんど見られなかった。この一戦に関しては完全に参考外。現級ではワンパンチ足りない印象も、嵌れば切れる脚を使える馬だけに、次走も押さえ以上の評価が必須となる。

◆1R 2歳未勝利(芝1800m)
次走注目：オーレア
(6人気4着)
残り300ｍ地点から内にモタれ通しになり、鞍上は矯正に手一杯。惰性でゴールまで延びてはいたが、まだ持てる力を全開にしたとは言い難い。そんな状況下で２着馬と0.1秒差なら上出来というもの。鞍上曰く、モタれたのは若さを見せたせいとのことで、もう少し気性的な成長があると尚良いが、少なくとも未勝利は勝てるレベルにある。２戦目で位置取りを上げられたことも収穫で、まだ人気の盲点のうちに馬券にしておきたい存在。

◆3R ３歳未勝利(ダ1000m)
次走注目：ロードクオーレ
(4人気7着)
今回が初出走。父と同じ安田隆行厩舎で５０２キロの雄大な馬体。デビューが遅れはしたが中間の動きは良く、残された猶予はわずかとはいえ、勝ち上がるだけの力はある。
チークピーシーズを付けていたように、周りを気にする精神面の成長は急務。実際外から並ばれた時気を引いた素振りを魅せ、勝負処でも馬群を割れなかった。
ただ、レースを見る限り、忙しい印象もあり距離延長で更に能力開花となりそう。1700mは長い可能性があるので、次開催のｈ安心ダート1400mあたりに出走してくれば、十分勝ち負けとなりそう。

◆4R ３歳未勝利(芝2000m)
次走注目：ディープエクセル
(6人気4着)
母はオークス馬のエリモエクセルで父がディープインパクト。父の産駒らしく小柄でキレるタイプだが、気性が勝ち気でテンションに課題あり。いかにスムーズに競馬が出来るかだが、徐々にレース内容は良化。軽い芝向きの走りだけに、再度小倉挑戦ならば妙味は大。大きく人気することはないだけに、今の状態をキープ出来れば、次走買いたい１頭。

◆2R ３歳未勝利(ダ1700m)
次走注目：サンライズブリッツ
(2人気2着)
中間抜群の動きを魅せて挑んだ今回。最終追い切りでは坂路で4F54.1－12.3秒を計時。終いの伸び脚もこれまでにない動きを見せ、着実に地力を高めてきたことを強調した。ただ、レースではプラス28キロと大幅馬体増。弱化太目の印象が残っており、次走体重減は必要不可欠。テンから進んで行く気性面の成長も伺え、キッチリ勝って次の舞台へコマを進める。

◆4R 3歳未勝利(ダート1700m)
次走注目：アルマトップエンド
(4人気2着)
同日に行われた古馬500万より0.3秒速い時計で決着したこのレース。雨の具合も鑑みて、このレースの頃が最も時計が出やすかったにせよ、未勝利レベルならズバ抜けて速い時計であることは確か。勝ち馬が強い競馬をする中、タイミングよくマクリを打って２着に踏み止まったこの馬も勝ち時計レベルで走っている。これまで控えて直線勝負しかしていなかった馬が、機動力を見せたことも収穫。次走で決められる。

◆8R 3歳上500万下(芝1500m)
次走注目：デリスモア
(2人気3着)
淀みのない前半から、ラストは差し馬が殺到する形。そんな流れにあって、好位から外を回してポジションを押し上げ、そのまま捻じ伏せにいく強引すぎる競馬。確かにこのクラスなら地力上位の存在ではあるが、さすがにこの形では無理がある。休み明けもあってラスト失速も納得。本質的に叩き良化型のところもあり、何しろ降級馬で現級ならいつでも勝てるはずの地力は持っている。この敗戦で見限ることなく、次走も注目。