[セントウルS(GⅢ)攻略ポイント]

前半3Fで10秒台を2回刻み、ラスト1ハロンで急失速。これがセントウルSのレースパターンであり、こういったハイペースから失速率の高い競馬に対する適性が問われます。
血統的には、こういった流れに強い米国血統、もしくは、全馬バテている(失速している)状況でひと踏ん張りできるスタミナを欧州血統で補完しているような馬が理想。

ストームキャット系を中心に、米国性の強い血統が頻繁に来ていることが分かります。ダート競馬に近い失速率が求められる結果として、その適性に秀でた米国血統がパフォーマンスを上げるという構図です。

意外に好走馬が多いネヴァーベンド系保持・内包馬を列挙してみました。スタミナの権化として知られるネヴァーベンド系。そのスタミナを最後で苦しくなったところで発揮するという構図。
ともすればスピード不足に陥りやすい血統なので、理想は母母父や父母父に内包して隠し味的に適性を発揮させるくらいがベターでしょう。
⑤レジーナフォルテ
(父アルデバランⅡ)
⑥アサクサゲンキ
(父ストーミーアトランティック)
⑨ネロ
(父ヨハネスブルグ)
⑫ブラヴィッシモ
(母母父ダルシャーン)
⑬グレイトチャーター
(母父ジャイアンツコーズウェイ)
⑭ファインニードル
(母父マークオブエスティーム)
⑤レジーナフォルテが狙い目。
父は昨年の3着馬ダンスディレクターと同じアルデバランⅡ、母父にもボストンハーバーを持っており、このレース向きの米国性の強い配合。同じく失速率の高いアイビスSD3着の実績があり、2走前も11.7-10.2-10.5-11.0-11.4-12.3と10秒台を2度挟む前半からゴールに向かって失速していく理想的なラップ推移での勝利。地味ながら高い適性を感じさせる存在です。
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プロフィール

境和樹
立教大学法学部卒。東スポや競馬最強の法則で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。