阪神7R 3歳上500万下(ダ1400m)
- ⑩ハウリング
- 藤岡康太騎手/大久保龍志厩舎
今日は信頼できそうな人気どころで、かつ一本被りのオッズにはならないであろう馬を推す。10番ハウリングは、馬場が渋ったことで、スピード型のこの馬には一層おあつらえ向き。母父は阪神ダートで安定のアグネスタキオン。なお馬券的に面白いのは道悪の当該コースでミスプロ系と二分したエーピーインディ系の2番メヌエット。母父は10番の父と同じだ。
中山8R 3歳上500万下(ダ1200m)
- ⑧シルバーストーン
- 内田博幸騎手/石栗龍彦厩舎
こちらも人気一般被りにはならないであろう8番シルバーストーン。前走は半年ぶりで、しかも不得手の左回り。明らかに叩き台。得意のコースに戻る今回を上積みの見込める叩き2走目に当て、明らかに勝負気配と見る。
もともと1000万でもあとわずかで勝ち切るところだった格上馬。道悪ダートでの連対はまだないが、3走の内3着、5着と大敗したわけではなく、残る1回は2ケタ着順とはいえ4か月半ぶりでした。心配はいらないだろう。
阪神10R 瀬戸内海特別(芝1400m)
- ⑦レッドレグナント
- 藤岡佑介騎手/大竹正博厩舎
ラヴィングアンサーは、休み明けに加え距離もやや不安でヒモまで。また1番人気濃厚なエイシンスレイマンは、初のこの距離が忙しい恐れも少しある。同じ初距離なら、血統や脚質から明らかに距離短縮がベターと思われる7番が面白い。関東からの遠征に加え、スティッフェリオとの着差、ミュージアムヒルを完封した力から、現級を勝てる力はある。
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水上学
MIZUKAMI MANABU
東京大学卒。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を「絶対評価」と「相対評価」に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。また多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けている。現代競馬を語る上でもはや欠くことのできない最重要人物である。現在、ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説など多媒体で活躍中。