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競馬予想

柏木集保の週末重賞ストラテジー

2018年10月13日(土)更新

【秋華賞】断然人気アーモンドアイは大丈夫?

断然人気のアーモンドアイ(父ロードカナロア)は、予定通りとはいえ5月のオークス以来5カ月ぶりの一戦。トライアル出走の予定が少し狂ったラッキーライラックも、好仕上がりながらオークス以来5カ月ぶり。大丈夫だろうか。

第1回秋華賞2000mが創設されたのは1996年。勝ったのは、5月のNHKマイルC以来「中160日」のファビラスラフインだった。2001年にはテイエムオーシャンがオークス以来約5カ月ぶりで勝ち、2006年にはカワカミプリンセスがやっぱり5月のオークス以来約5カ月ぶりの「中146日」で勝っている。

3歳牝馬の「秋華賞」は、しだいに距離が延びる牡馬3冠「2000m→2400m→3000m」と異なり、距離変更は「1600m→2400m→2000m」。3歳牝馬の秋には伝統のクラシックとされるレースが存在しないことも関係し、菊花賞のように未知の距離に挑むわけではない。勢力図が変化することが少ないのである。

クラシック競走とされる他の3歳GⅠは、はるかに歴史は古い。これを秋華賞と同じ22年間の歴史として振り返ると、次週に組まれている菊花賞を3カ月以上の休養明けで勝った馬は1頭もいない。連対馬もいない。春の日本ダービーも同じ。皐月賞もまったく同様で、牝馬のオークスでも3カ月以上もの休み明けで勝った馬も、連対馬もいない。

ヒントは、同じ牝馬の桜花賞にありそうだ。桜花賞ではこの22年間、2014年レッドリヴェールと、2000年マヤノメイビーが、12月初旬の阪神JF以来約4カ月の休み明けで、2着した記録がある。

距離区分に注目すると、もともと基本距離とされる1600mの重要レースは、 2歳12月の「阪神JF]を頂点に「クイーンC]「チューリップ賞」などいくらでもあり、マイル戦での力関係はそうそう簡単には逆転しないとされている。

だから、4か月ぶりくらいは平気なのだろう。それと同じことが「オークス2400m→秋華賞2000m」でも起こり、未知の距離(距離延長)でなければ、4カ月ぶりでも、5カ月ぶりでさして問題なくGⅠを快走できるのである。ましてレースへの対応力に優れているのは、ウインクス、エネイブルなど、直近の世界のニュースが伝えるように牝馬の方である。


プロフィール
柏木集保

早稲田大学政治経済学部卒業。1973年に日刊競馬新聞社に入社し、以後競馬予想を担当。U局の「中央競馬ワイド中継」の解説者としても人気を博す。血統、過去の走破タイム、ペース配分などから多角的にレースを推理し、出走馬の前評判にとらわれない独自の予想スタイルを貫いている。

柏木集保

SHUHO KASGIWAGI

日刊競馬で40年以上にも渡って看板を務める競馬界のご意見番・柏木集保が今週末の重賞レースのポイントをイチ早くレクチャー。過去データ・ラップ・血統・馬場など縦横無尽な分析でレースの核心に迫る。ここが的中馬券への最初の一歩。

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