◆10R 三鷹特別(芝1400m)
次走注目:スイーズドリームス
(7人気7着)
直線で行き場がなく、進路を探している間にレースが終わってしまったという内容。一言、全く力を出し切っていない参考外のレースと割り切っていい。元々、口向きの関係で右回りだとハンドリングが難しい、典型的なサウスポー。昇級直後の3戦はいずれもコース不向きと度外視でき、今回はスムーズさを欠いたと敗因ハッキリ。本来は母スイープトウショウ譲りの決め手を持っている馬であり、続けて左回りを使ってくれば巻き返しが期待できる。
◆10R きんもくせい特別(芝1800m)
次走注目:ダノンチェイサー
(1人気2着)
結果的には1番人気を裏切る2着に終わったが、レース自体がレコードで決着しており、それを演出したハイペースを先行、自ら前を潰しに行っての2着なら価値は勝ち馬以上と言えるもの。小回り適性の高いタイプではあるが、広いコースでも対応可能な走法。セレクトセールにて2億円オーバーという高値で取引された馬で、潜在能力は相当なもの。ローカル回りで盲点になるようなら、むしろ主場で狙いたい。
◆3R 2歳未勝利(芝1600m)
次走注目:エクレアスピード
(3人気3着)
デビュー戦で1番人気に支持されたように、期待が大きい1頭。今回は2ヶ月ぶりのレースとなるが、中間はCW長めに追ったりと負荷は充分。時計や脚色はまだまだ成長の予知を残しているが、最終追切で51秒5-12秒6と好タイム動けている辺りやはり能力は高い。
レース当日の馬体重はプラス12キロと大幅馬体増。ある程度成長分は見込めるとしても間隔を考えればもう少し絞った方がベターだろう。
初戦では立ち遅れて後方からの競馬だったが、今回はスムーズな出脚で前目で競馬出来たことは収穫。結果的にハイペースだったこともあり、差し馬が届いたのは致し方なし。今回使った上積みは大きく、次走、調教弱化でなければ積極的に狙いたい。
◆3R 2歳未勝利(芝1600m)
次走注目:ブランノワール
(2人気4着)
この2戦いずれも上がり上位の脚を使っている通り、軽さとキレがあるタイプ。デビュー戦では、後方から外外を回して末脚を伸ばしての3着。結果的にロスが多く大味な競馬ゆえのこと。今回はルメール騎手にスイッチして勝負駆けに出たが、今回も外を回して結果4着。スタート直後の不利などを考えてもスムーズな競馬ならと思わせる内容だったことは言うまでもない。体が小さく、力のいる馬場は不向き。次走軽い馬場なら充分勝ち負けだろう。
◆3R 2歳未勝利(芝1200m)
次走注目:スキップ
(4人気6着)
スタートのタイミングが微妙に合わず後方から。直線は内目を上手く回ってコースロスを軽減したのだが、結果的には前が詰まって脚を余す結果に。何とも勿体無い結果に終わってしまった。それでも、大きくは負けておらず、依然、未勝利は勝ち上がれる馬という評価に変わりはない。デビュー戦が外枠で負荷の掛かる競馬をしての5着。主場替わりでも問題はなく、次走はどこを使っても穴候補。
◆6R 3歳上500万下(ダート1700m)
次走注目:オーケストラ
(2人気2着)
勝ち馬とのデッドヒートの末、わずかに及ばずクビ差2着と敗れはしたが、馬場差を考えればかなり優秀な1.46.0秒で走破し、後続には2馬身半差の決定打。未勝利勝ち以来4ヶ月ぶりのレースで昇級戦という状況を考えれば、勝ち馬以上に評価できる内容だった。名牝ヌーヴォレコルトの下で血統的な伸び代も十分。この後、順調さを欠くようなことがなければ次走確勝級と判断していい。