[東海S攻略ポイント]
東海Sといえばフォーティナイナー系が強いレース。
同じ舞台で行われる暮れのチャンピオンズCでも、15年3人気2着ノンコノユメ(父トワイニング)、14年8人気2着ナムラビクター(母父エンドスウィープ)と穴を開けているフォーティナイナー系。
一般的に短距離ダートのイメージが強く、その分で人気を落としがちですが、実際、かなりの数の人気薄が馬券になっており、適性の高さを証明しています。
しかし、今年の東海Sは残念ながらフォーティナイナー系保持馬が不在。この血統傾向は来年まで持ち越しということで、別の視点で過去の傾向を探らなければいけません。
そこで浮上してくるのが、フォーティナイナーを含む米国血統、特にダ1800以上の米国GⅠ血統を重視する作戦。
米国GⅠ血統、特に1800以上の距離でGⅠを勝っている馬が毎年のように絡んでいることが分かります。もちろん、ダート戦ですから比重として米国血統が優勢になるのは当然といえば当然ですが、中でも米国中距離GⅠを勝ち切れるくらいの馬力と砂適性が求められることが分かります。
下記に参考として、過去にこのレースで好走した米国GⅠ血統の実績を記しましたが、フォーティナイナーにしても現役時代に1800~2000のGⅠを2勝しています。
というわけで、米国ダ1800以上GⅠ勝ちのある血統をテーマに、今年の候補馬を絞り込みます。
②アスカノロマン
(母父タバスコキャット)
④インティ
(父ケイムホーム)
⑩コスモカナディアン
(父ロージズインメイ)
⑪マイネルバサラ
(父シニスターミニスター)
⑩コスモカナディアンは、父ロージズインメイが米国GⅠホイットニーH(ダ1800)の勝ち馬で血統テーマをクリアする存在。
意外と気付きにくいところですが、この馬は一見するとムラのある成績でも、ローカル開催のダート戦で【2-2-4-2】、掲示板を外したことが一度もないというコテコテのローカル巧者。昨年、アッと言わせた再現があっても驚けない下地は持っています。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。