[フェブラリーS攻略ポイント]

フェブラリーSは、ゴールドアリュール産駒と米国血統の対立構造が前提。

単体種牡馬として驚異的なレベルで好走例を積み重ねているのが、ゴールドアリュール。昨年もゴールドドリームが2着。過去には最低人気のコパノリッキーや、9人気と人気を落としていたエスポワールシチーなどの人気薄も引っ張り上げています。


その一方、年を追うごとに重要性を増し続けている米国血統。昨年も該当馬ノンコノユメが勝利。
中でもフォーティナイナー系、ボールドルーラー系、ストームキャット系という米国血統の王道3系統。
ダートの頂上決戦なら当たり前とも言えますが、やはり、左回りのダート戦は米国血統のテリトリー。中でもこの3系統は毎年のように好走馬を送り込んで、フェブラリーSの主力血統としての地位を確固たるものにしています。
このVS構図を前提とした上で、個人的には、米国血統を重視したい今年のフェブラリーS。
ゴールドアリュールを否定する気はありませんが、昨年の結果に釈然としないところがあるのも正直なところ。
4頭の産駒が出走し、好走したのは前年の勝ち馬ゴールドドリームだけ。しかも、着順を落としての2着。ここに来てさすがに支配力が落ちてきている印象は拭えません。
というわけで、米国血統、特にフォーティナイナー系、ボールドルーラー系、ストームキャット系の3系統を持った馬を候補とします。
①クインズサターン
(父パイロ)
④メイショウウタゲ
(父プリサイスエンド)
⑧モーニン
(父ヘニーヒューズ)
⑨ワンダーリーデル
(父スタチューオブリバティ)
⑬ノンコノユメ
(父トワイニング)
⑭オメガパフューム
(父スウェプトオーヴァーボード)
①クインズサターンは、ボールドルーラー系パイロで血統テーマをクリアする存在。
これまで重賞では一歩足りない競馬ばかりですが、内から伸びた前走に成長を感じました。混戦で活きる末脚自慢タイプ。ゴール前強襲のシーンを狙い撃ちます。
【出馬表・オッズはこちら】
「競馬成駿」はコチラ!


境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。