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競馬予想

柏木集保の週末重賞ストラテジー

2019年03月16日(土)更新

【スプリングS】皐月賞への最終便。大挙16頭立て

シンザン記念から始まった牡馬クラシック路線は、ポイントになる共同通信杯が7頭立て、きさらぎ賞が8頭、弥生賞が10頭など、少頭数のレースが連続。有力馬のサートゥルナーリア、ダノンキングリー、アドマイヤマーズ…などが近年の傾向通り出走レースを絞り、「皐月賞→日本ダービー」のために活力温存の手法をとっているからである。


ところが、次週の毎日杯とともに最終便に近いスプリングSとなり、たまらずフルゲート16頭。クリノガウディー(条件賞金1800万)あたりまで大丈夫と思えるが、賞金ボーダーが判明するとともに、なんとか出走権を…の馬が一気に出走する。


共同通信杯組に押されているような印象はあるが、最近10年の皐月賞のうち4頭がスプリングS連対馬、1頭が最終便の毎日杯の勝ち馬。皐月賞制覇のチャンスは十分ある。エース格は不在なので、上昇度と可能性が問われる。伏兵に注目したい。


⒉勝馬ロジャーバローズ(父ディープインパクト)は、G1を7勝もした歴史的名牝ジェンティルドンナと「イトコ」の間柄になる注目馬。単なるイトコではなく、父は同じディープインパクト。母の父リブレッティスト(ジャックルマロワ賞などマイルGⅠ2勝)は、ジェンティルドンナの母の父ベルトリーニと同じく、大種牡馬ダンチヒの直仔。イトコながらほとんど同血にも近い血統図になる。


もちろん才能は異なる。ここまでの3戦すべて上がり「35秒6〜9」止まり。ジリ脚ではないが、11秒台後半の速い脚が2ハロンしか続かない。もっとも、ジェンティルドンナも桜花賞までの4戦は【2−2−0−0】だったが…。


引いたのは外の15番。内から行きたい同型も多い。これまでのように好位抜け出し作戦では、タフな馬場は有利でも、あまり切れない死角が一段と響いてしまうだろう。絶好調(34勝でランキングトップ)の川田騎手と陣営の作戦で、思い切って控えて差す形を取ったりするとき、一転の可能性が生まれる。先週のFレビューを同着で勝ったノーワン(父ハーツクライ)と同じ飛野牧場(新ひだか)の生産馬。勢いはある。


人気薄のニシノカツナリ(父ルーラーシップ)のイトコにあたるのは、皐月賞候補ニシノデイジーの母ニシノヒナギク。名牝ニシノフラワーのファミリーで、カツナリは祖母が、デイジーは3代母がニシノフラワーになる。3勝した半姉ニシノアモーレは、コンデュイット産駒とは思えないバネがあった。父は変わったが追い出しての鋭いストライドは同じ。ムードを秘めた素質馬で大混戦になると侮れない。


柏木集保

SHUHO KASGIWAGI

日刊競馬で40年以上にも渡って看板を務める競馬界のご意見番・柏木集保が今週末の重賞レースのポイントをイチ早くレクチャー。過去データ・ラップ・血統・馬場など縦横無尽な分析でレースの核心に迫る。ここが的中馬券への最初の一歩。

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