1200ｍでは追走に苦しむが、1ハロン延長しての1400ｍでは中団あたりには付けて行ける。軽いダートがベターで、未勝利時代に接戦していたランパクは現級上位。長い直線に変わることも含め、上がり目が大きい。

直線競馬。ダート血統、1200ｍで前に行ける馬という狙いの要素が並ぶ。雨の中の競馬でバラけるだろうから、大外枠でも寄られる不利は軽減できそう。

現級勝ちあり、1600万でも3，4着があり、本来の力は格上。後方一気しかできないために成績のブレが激しいが、今回は距離延長で追走しやすいこと、直線長いコースになること、斤量が2キロ軽くなること、入念な乗り込み量と変わる要素が揃った。ハイペースにはなりそうもないが、今のこの馬には縦長にならないことは好都合では。

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水上学

MIZUKAMI MANABU

東京大学卒。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を「絶対評価」と「相対評価」に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。また多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けている。現代競馬を語る上でもはや欠くことのできない最重要人物である。現在、ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説など多媒体で活躍中。