[マーメイドS攻略ポイント]
先週の鳴尾記念と同じ阪神芝2000で行われるこのレース。やはり、血統的にも同じく「母系米国血統」に注目。
先週行われた鳴尾記念。惜しくも該当馬が馬券になりませんでしたが、痛恨の出遅れがありながら小差4着まで迫ったギベオンが母父ゴーストザッパーでした。
先週も指摘したとおり、同じ阪神芝2000で行われる大阪杯も、やはり母系米国血統の重要性が高いレース。今年もボールドルーラー系を母父に持ったアルアインが人気薄で制しています。
そして、マーメイドS。かつては長距離向きのスタミナ血統が幅を利かせていたレースですが、最近は他の同舞台のレースと同じく、母系米国血統の支配力が高まっています。
それを如実に表したのが昨年の結果。ヴァイスリージェント系(非・フレンチデピュティ系というところがポイント)、ストームキャット系、ボールドルーラー系と、米国血統の主力を母系に持った馬が上位を独占したわけです。
その昨年の結果も含めて、最近のマーメイドSは母系に米国血統を持った馬が走りやすくなっています。
17年2着クインズミラーグロの母父インエクセスは、米国GⅠ4勝の実績を持っていた馬。16年2着ヒルノマテーラの母父コンサーンは、ブリーダーズCクラシックをはじめ米国GⅠを2勝した馬です。
マーメイドSも「母系米国血統」に注目。今年の該当馬は……
③サラス
(母父タピット)
⑤ランドネ
(母父エーピーインディ)
⑫フローレスマジック
(母父ストームキャット)
⑮スカーレットカラー
(母父ウォーエンブレム)
③サラスは、母父にボールドルーラー系タピットを持ち血統テーマをクリアする存在。
下級条件ながら3戦して3度ども馬券圏内に入っている阪神コース替わりは歓迎材料。当時、重馬場でも走れており、今週の雨の影響も含めて時計が掛かるパワー型の馬場は大歓迎だと思います。51キロを活かした差し込みを狙っておきます。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。