[ユニコーンS攻略ポイント]
ユニコーンSといえば、「ヴァイスリージェント系」が好相性。
ここ2年は結果を出せていませんが、昨年の3人気2着グレートタイムは、母母父にオーサムアゲン。2年前は9人気で小差4着だったサンオークランドが母父フレンチデピュティでこのテーマに該当(該当馬はこの1頭のみ)していました。
過去、人気馬、人気薄ともに好走例は多く、いまだユニコーンSにおける最重要血統と考えておくべきだと考えます。
12年に初めて産駒が出走して以来、9頭出走して3勝を挙げているゴールドアリュール産駒。
昨年も唯一の該当馬ホウショウナウが10人気ながら4着と健闘しており、相変わらずの適性を垣間見せました。
ゴールドアリュールといえば、同じ舞台で行われるフェブラリーSにおいても重要性の高い血統。それだけに、過去9頭中3勝という好成績も頷けるものがあります。
今年は出走がありませんが、来年以降、再び思い出す必要があるでしょう。
ゴールドアリュール産駒が不在なら、ヴァイスリージェント系保持馬を積極的に狙いたい今年のユニコーンS。該当馬は……
⑥デアフルーグ
(母父フレンチデピュティ)
⑦ザディファレンス
(母父デピュティコマンダー)
⑭ノーヴァレンダ
(母父クロフネ)
⑭ノーヴァレンダの前走は、他馬より重い57キロを背負い、内で揉まれる形になったことが敗因。これまで外から捻じ伏せる競馬しか経験していなかった馬にとっては、かなりストレスのかかる競馬になったようです。そもそも、デビュー戦で逸走して競走中止になった経験もある気難しい馬。
前走を力負けと見るのは早計、今後の糧になるレースだったと考えるべきでしょう。
あの敗戦一発で評価が落ちるなら好都合。血統適性が見込めるここで改めて狙うのが吉。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。