過去10年中8年でテン3Fを「35.0以内」で通過しているユニコーンS。極端なスローとなったのは13年(勝ち馬ベストウォーリア)くらいで、34秒前半の速い入りとなる事もザラ。例年テンから負荷がかかったレベルの高いレースとなりやすい。
東京のような広いコースでレベルが高い決着になると、当然実力馬が上位を占めるケースが増える事に。過去10年の勝ち馬は全て3番人気以内。強い馬をしっかりと評価すればいいレースと言える。
直線の長い東京コースでテンが速くなれば、それだけスタミナと末脚性能が問われる事になる。今年も1400m向きの馬が複数いる事から例年同様ペースは流れる見込み。1400m以下で実績を積み上げてきた距離延長組の評価を落とし、距離短縮組を重視したい。
狙いはノーヴァレンダ。前走の伏竜Sでは5着と人気を裏切ったが、インポケットで砂をかぶせるレースをしたところ、道中からフワフワと加速がつかずそのままダラッと雪崩れ込んだだけ。この結果で評価を落とす必要はない。
今回は絶好の外枠替り。初めての芝スタートで加速がつくか未知数な部分はあるものの、スムーズなレースができれば巻き返し可能だろう。一変に期待。
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(6月16日(日)付、東京スポーツ掲載分)
※なお、当コラムは金曜午前段階で執筆されたものです。当日の馬場傾向を踏まえた上での最終結論◎◯▲は『競馬成駿』にてご確認ください!
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今川秀樹
IMAGAWA HIDEKI
ラップ理論のパイオニア・上田琢巳も唸る分析力を誇る、競馬JAPAN発の若手予想家・今川秀樹。6年連続で年間黒字収支を達成している男が、「配当面からも期待値の大きい馬」に狙いを定め、本当に買う価値のある◎本命馬をお届けする。