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[函館2歳S攻略ポイント]
[函館2歳S攻略ポイント]
以前に比べ、クラシックを狙う有力馬の早期デビューが当たり前になっていますが、この函館2歳Sの本質はそんな潮流とはあまり関係なく、独自の性質を維持していると考えていいでしょう。
基本的に、函館2歳Sは早熟性を問うレース。今後の伸び代やスケールといった要素とは無縁の馬、現時点の完成度が高い馬にこそ狙う価値があります。
そんなレースで狙うべき血統といえば、やはり米国血統。
一般的に、芝血統よりもダート血統の方が完成は早いもの。そのダート血統の王道である米国血統は、気性的に前向きな馬も多く、その点で早い時期の完成度勝負に強いという特徴があります。
イメージ的には、血統表だけ見るとダートを使いたくなるように感じる配合。こんなタイプが、函館2歳Sで狙うべき馬だと言えます。
今年の出走馬から候補を抽出すると……
②ヤマメ
(父パイロ)
⑨マンバー
(母父アジュディケーティング)
⑩バブルガムダンサー
(父パイロ)
⑪スマートカーリー
(母父フォーティナイナー)
⑯ゴッドスター
(母父レモンドロップキッド)
正直、かなり苦しい候補馬ではあります。
この中から、加点材料を見出せる存在は⑨マンバーでしょうか。
少頭数の低レベルレースを勝っての連闘。能力的なものはまだ未知であり、当然、ローテも厳しく試金石であることは否定できませんが、控える競馬で結果を出せたこと、前走が(本来不利とされる)美浦トレセンからの直前入厩だったことなど、他の候補馬よりは加点材料があるかなと見ています。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。