2013年以降の6年中5年で逃げ馬が連対しているレパードS。以前よりもテン3Fのラップ構成が徐々に緩やかになってきている事に加え、4F目に13秒台の緩みが入る事で先行馬が息を入れやすくなる事により、ラスト5Fのラップが緩まなくなる。そのため、マクリタイプが向こう正面で押し上げづらくなり、結果的に前残りを誘発していると言える。
今年は、前走1400mで控える競馬をして勝ち切った⑬サトノギャロスの出方がひとつカギを握るが、折り合い面や初距離を考慮にいれると控える競馬を選択してくるはず。そうなれば今年も極端にテンが速くなる事はないだろう。ラスト5Fのラップが緩まない前提であれば、狙いは内前で立ち回れる先行馬。差し馬も外を回すよりはインで溜める競馬ができる方がよさそうだ。
本命は④ヴァイトブリック。前走は出遅れが致命的。脚抜きのいい馬場でテン3F33.9秒と高いスピード能力が求められ、そのまま前が残るような展開ではノーチャンスだったのも致し方ない。距離延長、内枠、良馬場替りと条件好転。テンションの高さが課題の馬なので、早めに新潟入りしているのもプラス材料だ。巻き返し必至だろう。
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(8月4日(日)付、東京スポーツ掲載分)
※なお、当コラムは金曜午前段階で執筆されたものです。当日の馬場傾向を踏まえた上での最終結論◎◯▲は『競馬成駿』にてご確認ください!
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今川秀樹
IMAGAWA HIDEKI
ラップ理論のパイオニア・上田琢巳も唸る分析力を誇る、競馬JAPAN発の若手予想家・今川秀樹。6年連続で年間黒字収支を達成している男が、「配当面からも期待値の大きい馬」に狙いを定め、本当に買う価値のある◎本命馬をお届けする。