[札幌2歳S攻略ポイント]
札幌2歳Sは、持続性とスタミナが求められるレース。
血統的には、欧州血統とB級サンデーが鍵を握ります。
特に最近になって好走馬を連発している欧州血統。以前ほど洋芝らしい洋芝の競馬が少なくなってきた近年、逆に存在感を増しているという点は興味深いところですが、時計も上がりも主場の重賞に比べればだいぶ掛かる点は変わっていませんから、やはり欧州性は大きな武器になると考えていいでしょう。
札幌2歳Sにおけるサンデーサイレンス産駒の成績は【1-3-0-9/13】。ディープインパクト産駒は【0-1-0-3/4】。その他、ステイゴールドは【0-1-1-3/5】など、GⅠをバリバリ勝つようなサンデー系がイマイチ成績を伸ばせず、逆に、GⅠでは劣勢に立たされることが多い、サンデー系の中でも比較的マイナーなタイプが走りやすい。これが札幌2歳Sの特徴と言えます。
冒頭に述べた通り、このレースは持続性とスタミナが問われるレース。A級サンデー系の武器である瞬発力とスピードとは逆の適性が求められることから、GⅠ級の産駒を出せるような系統が、その持ち味を発揮しづらくなるという構図です。
というわけで、欧州血統またはB級サンデーを候補馬として抽出します。
①ダーリントンホール
(父ニューアプローチ)
⑥ブラックホール
(父ゴールドシップ)
⑧カップッチョ
(父ジョーカプチーノ)
⑨ディアセオリー
(父サムライハート)
⑪サトノゴールド
(父ゴールドシップ)
⑨ディアセオリーは、サンデー系の中でもGⅠのような大舞台にはほとんど縁のないサムライハート産駒で血統テーマをクリアする存在。
初戦の後半5Fが12.2-11.9-11.8-11.8-11.9。札幌2歳Sらしい持続力ラップをひとマクリで押し切った内容を評価します。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。