◆9R 岩室温泉特別(ダ1200m)
次走注目:アルベルティーヌ
(4人気4着)
前半3F33.6秒を刻んだ先行2騎がそのまま雪崩込む、いわゆる“高速前残り”の競馬。3着も3番手追走の馬で、いかにも新潟ダ1200mらしい決着だった。その流れにあって、4角11番手からメンバー最速の上がりを駆使して4着まで押し上げたこの馬は額面以上に価値のある走る。だいぶクラス慣れもしてきた印象で、次走、勝ち鞍のある中山替わりで馬券圏内、あるいはそれ以上まで。
◆10R 玄海特別(芝2000m)
次走注目:ヒンドゥタイムズ
(1人気2着)
スタート直後は中団待機、小回りらしい淀みのない流れに乗って徐々にポジションを押し上げ、4角では持ったままの手応え。楽勝まであるかと思わせる競馬だったが、唯一の誤算は、逃げ先行馬が早々に失速して早めに先頭に立たされる形を強いられたこと。結果、勝ち馬の絶好の的になってしまいゴール前強襲に抗えず。それでも内容的にはこの馬が一番強い競馬をしている。コース替わり不問のタイプで、次走は順当に勝ち上がれる。
◆11R 丹頂S(芝2600m)
次走注目:ヴァントシルム
(1人気10着)
道中は中団で折り合いに専念。脚を溜めて勝負所に飛び込んだものの、4角からステッキが入るも思ったほど動けず。直線は鞍上も無理せずヤメていた。人気を裏切る大敗は残念だが、この馬は東京の高速馬場で高いパフォーマンスを出した馬で、本質的に時計の掛かる今の洋芝札幌がサッパリ合っていなかったと判断できる。連敗で人気が落ちるタイミングで高速馬場を使ってくるようなら、オイシイ馬券になりそうだ。