[秋華賞攻略ポイント]
桜花賞馬、オークス馬を欠き、有力馬の中にはブッツケ本番の馬も。何やら波乱の香りがする今年の秋華賞。
その秋華賞で狙うべき血統は、ミスプロ系。特にキングマンボとマキャベリアン。
昨年の該当馬アーモンドアイはおいておくとして、それ以外にも多数の好走例があるキングマンボ系保持馬。10月の京都芝、特に内回りコースにおける成績が非常に良い系統であり、それをそのまま秋華賞にも反映しているという状況です。
キングマンボ系をはじめとしたミスプロ系が全般的に強い秋華賞。その中で、キングマンボに次ぐ重要血統として注目しておきたいのが「マキャベリアン」の血。
マキャベリアンは、ミスプロ系の中でも欧州的な芝適性のある系統で、キングマンボに近い適性を持っていると言えます。その結果として、キングマンボ系が強い秋華賞において、それを追い駆ける立場を構築しているという構図です。
昨年は唯一の該当馬だったスカーレットカラーが前日に出走を取り消してしまいましたが、16、17年と連続して馬券に絡み、存在感を見せています。12年以降、該当馬は7頭のみ。出現率が決して高くない中でこれだけの結果を残していることで、本質的な血統適性の高さが浮き彫りになります。
キングマンボとマキャベリアンに注目したい秋華賞。今年の候補馬は……
②メイショウショウブ
(母父キングカメハメハ)
③ブランノワール
(母母父マキャベリアン)
⑪フェアリーポルカ
(父ルーラーシップ)
⑫レッドアネモス
(父母父マキャベリアン)
⑯パッシングスルー
(父ルーラーシップ)
③ブランノワールは、父が昨年の勝ち馬アーモンドアイと同じロードカナロアでキングマンボ系保持馬というテーマをクリアし、母母父にマキャベリアンを内包。
現在2連勝中。そのいずれもが本格化を如実に感じさせる好内容。昨年2着のミッキーチャームがそうだったように、「夏場に古馬2勝クラスを勝っていれば通用」は、秋華賞の古くからの伝統でもあります。波乱の主役になる可能性大と見ています。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。