[武蔵野S攻略ポイント]

春に行われるフェブラリーS、ユニコーンSと同じ東京ダ1600で行われる武蔵野S。
しかし、その中身は微妙に春2戦とは異なります。



主要系統の成績を見てみると、まさに一目瞭然。春の2戦はサンデー系が優勢で、ミスプロ系も悪くない。ダート型Nダンサーはやや押され気味。
それに対して、武蔵野Sはサンデー系の信頼度が低く、ミスプロ系は春2戦に勝り、さらにその上を行くのがダート型Nダンサー系。
ちなみに、参考までに父ボールドルーラー系の成績も同時に掲載しておきます。

こちらは3つのレースとも成績に大きな差異はなし。本質的なコース適性の高さが時期によって変わらないという理解でいいでしょう。

そんな系統分布からも分かる通り、武蔵野Sは全般的に米国血統の重要性が高いレース。昨年もパイロ産駒の7人気クインズサターンが2着と穴を開けました。
米国血統重視。中でも序列はダート型Nダンサー>ミスプロ系>ボールドルーラー系ということになります。
④アードラー
(父シニスターミニスター)
⑤エアアルマス
(父マジェスティックウォリアー)
⑥フェニックスマーク
(父シニスターミニスター)
⑦ワンダーリーデル
(父スタチューオブリバティ)
⑧ドリームキラリ
(父ジャイアンツコーズウェイ)
⑩マジカルスペル
(父クリエイティヴコーズ)
⑬スウィングビート
(父タピット)
⑯カフジテイク
(父プリサイスエンド)
ストームキャット系クリエイティヴコーズ産駒⑩マジカルスペルが今年の本命馬。
昨春の立夏Sの勝ちっぷりがとにかく秀逸。その時点でフェブラリーSも狙えると見ていた逸材です。その後が案外の競馬続きですが、秋嶺Sは58キロを背負って前傾ラップを追い駆け、差し追い込み馬に飲み込まれる展開と斤量のアヤとハッキリ。東京ダ1600ではまだ底を見せたとは言い切れません。
前走を試走と割り切り、ベスト条件に歩を進めてきた今回。改めてその性能を支持しておきたい一戦です。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。