[エリザベス女王杯攻略ポイント]

リピーター性も目立つエリザベス女王杯ですが、血統的には毎年恒例、“三種の神器”が見逃せないレース。すなわち
・ヌレイエフ
・キングマンボ
・サドラーズウェルズ
この系統の重要性に着目することが、穴馬捕獲のポイント。

まずはヌレイエフ系。オークスでも重要性が高い系統で、直線の長いコースで行われる中~長距離の牝馬限定GⅠに強いのが特徴。過去には、このヌレイエフ内包というテーマで、超大波乱決着となった09年の1、2着馬も拾うことができました。

同じく牝馬限定重賞に強いキングマンボ系も、エリザベス女王杯で好走馬多数輩出の重要血統。人気を下回りましたが、昨年も母父キングカメハメハのモズカッチャンが3着と馬券圏内に入りました。

サンデー系ならステイゴールドやマンハッタンカフェ。その他、欧州血統保持馬の好走が目立つエリザベス女王杯。その欧州血統の王様であるサドラーズウェルズも、ヌレイエフ、キングマンボほどではありませんが、インパクトのある好走馬を複数頭送り込んでいます。
上記3系統を保持または内包した馬を候補馬とすると、今年は……
①ブライトムーン
(父ルーラーシップ)
④ウラヌスチャーム
(父ルーラーシップ)
⑧クロノジェネシス
(父母父ヌレイエフ)
⑩フロンテアクイーン
(父メイショウサムソン)
④ウラヌスチャームはキングマンボ系ルーラーシップを父に持ち血統テーマをクリアする存在。
京都外回りを経験させるため、あえて牡馬にブツけた京都大賞典から、栗東に滞在してのこのレース。その京都大賞典も不慣れなイン突きを試すなど、一貫して本番であるこのレースに向けて入念な準備を施している点に好感が持てます。
過去に勝たせた経験もある鞍上への乗り替わりも相まって、躍進があっても驚けない存在です。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。