[東京新聞杯攻略ポイント]

東京新聞杯は、欧州血統と人気薄のディープインパクト産駒を狙いたいレース。

欧州血統、主にダンシングブレーヴの系統が特注系統。昨年も該当馬レッドオルガが6人気2着と穴を開けています。
その他では、14年、16年と2度2着したエキストラエンドや12年4人気2着コスモセンサーなどに絡んだネヴァーベンド系も、内包馬まで含めて注目しておきたいところ。
血統的には、欧州GⅠレベルの底力とスタミナが求められるレースだと言えます。

初めて産駒が出走した当初は、あまりこのレースと相性が良くなかったディープ産駒ですが、14年以降は毎年必ず何かしら1頭は馬券になっており、いまや東京新聞杯を考える上で欠かすことのできない血統となりました。
また、東京新聞杯のディープ産駒は取捨のポイントがハッキリしていて、人気馬よりも人気薄の期待値が高いことが特徴。

上記表が示す通り、これだけ多くの馬が馬券に絡んでいる一方で、12年1人気5着ダノンシャーク、2人気7着フレールジャック、13年1人気10着ドナウブルー、16年2人気4着ダノンプラチナや18年1人気9着グレーターロンドンなど、人気に推された馬は軒並み凡走しています。
東京新聞杯自体、人気馬の信頼度が低い波乱含みの一戦。ディープ産駒に関しても、その感覚が重要だと言えるでしょう。
以上のテーマに沿って、今年の候補馬を抽出。
①プリモシーン
(父ディープインパクト)
②ヴァンドギャルド
(父ディープインパクト)
⑤サトノアーサー
(父ディープインパクト)
⑨レッドヴェイロン
(母父ダンシングブレーヴ)
⑮ケイアイノーテック
(父ディープインパクト)
人気の盲点になるディープインパクト産駒⑤サトノアーサーが、東京新聞杯らしい絶好球。
前走は超が付く不良馬場で持ち味が活きなかっただけ。長欠明けの2走前は、トラックバイアスに乗った面があったにせよ、次走でチャレンジCを勝つロードマイウェイを頭差まで追い詰める2着。まだ能力の衰えも見られません。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。