◆5R 3歳未勝利(芝2000m)
次走注目:コトブキテティス
(1人気9着)
1角から流れが落ち着いてしまって1F13秒近いラップが3回続くスローペース。実質、直線だけの競馬となってラスト2Fは11.4秒→11.9秒。4角の1~3番手がそのまま上位を独占するレースだった。各馬の上がりタイムを比べてみても最速馬で35.4秒、最遅馬で36.6秒……いかに差がつき難い流れだったかがわかろう。この展開では3~4角でも直線でも馬群がバラけず、一瞬開いた前もすぐに塞がってしまい、ほとんど追うことないゴールシーン。今回はまったく実力を出せていない参考外の一戦と言える。
◆12R 4歳上2勝クラス(芝1200m)
次走注目:グラナタス
(5人気5着)
本質的に中山1200m戦は少し忙しい印象があったが、二の脚で戦え得る最低限の位置を確保。直線のイン差し狙いに出たが、前にいた勝ち馬が追い出しを待たされる格好。直後にいたこの馬が追い出せたのはラスト1F標を切ってから。脚を余した形での0.3秒差なら勝ち上がりのメドは十分に立つ内容と言える。元々、デビューからの6戦(3歳3月)で2勝をマークできている力量馬で現クラスでは上位の存在。リフレッシュ効果で体つきがすごく良化した次回はVゲットのチャンスが巡ってきそう。
◆6R 3歳未勝利(芝1600m)
次走注目:サマービート
(1人気3着)
スタートを決められずにダッシュひと息。道中は渋滞にハマッてポジションを上げられず、レースは上がり3F11.3秒→11.4秒→12.2秒と4角手前でペースアップの形。直線に向いた時には先行していた上位2頭と大きく離れる格好となってしまったのが痛かった。それでも、レース上がりを0.9秒も上回る伸び脚を繰り出して、最後は2馬身半差まで詰めてのゴール。勝ち上がりレベルの脚力を確実に備えていることを今回も示しており、常に首位争いが見込める存在だ。