東スポ本紙・舘林勲監修
スプリングステークス有力出走馬ピックアップは
≪重賞データ・傾向と分析≫
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◆11R アネモネステークス(芝1600m)
次走注目:バルトリ
(1人気7着)
スタートがひと息で後方から。加えて、初戦時とは5F通過が3秒ほど速いペースの縦長展開。そんな流れの中でも折り合いを欠くシーンがありキャリアの浅さを露呈した格好。終始、自分のリズムを取り戻せないままレースが終わってしまった感じだ。もちろん、細身のディープ産駒で予想以上に悪化していた馬場状態も大きなマイナス要因と考えられる。初戦の勝ちっぷりからしても下級クラスで停滞する馬とは思えず、良馬場で大きく見直すべき存在と言える。
◆5R 3歳未勝利(芝1600m)
次走注目:アウサンガテ
(1人気2着)
経験馬相手のデビュー戦で出遅れて後方からの競馬を強いられた。直線でも内に進路を取り、狭いところに入るシーンもありながらレース上がりを0.8秒上回る末脚を繰り出して0.1秒差と現レベルでは断然の脚力を見せつけた。しかも、この一戦に向けては坂路4F55~57秒台を3本と芝コースで5F66秒台、68秒台。まだまだ体力が付き切ってないことを示すかのような調教内容だった。何と言ってもセレクトセールで1億5千万の高値がついた馬。本当によくなるのは先だろうが、勝ち上がりチャンスはすぐに訪れる。
◆4R 3歳未勝利(芝1200m)
次走注目:エールヴィフ
(2人気2着)
2戦目以降は逃げて突かれゴール前で失速の競馬が続いていたが、前々走で無理にでも抑える形の競馬を試みた。この効果があったようで今回は2番手で今まで以上に我慢が利いている追走状態だった。その分、直線長い中京でも最後までしっかり脚を使えて、自身初となる上がり34秒台をマークできたのは大きな進歩と認められる。ここまでにも示していたように勝ち上がり資格十分のスピードの持ち主で着実に初勝利が近づいている。