[スプリングステークス攻略ポイント]

昨年は10人気の勝ち馬エメラルファイトを仕留めることに成功したスプリングS。今年も同じアプローチで攻めていいでしょう。
スプリングSは、中山芝1800重賞らしく、スパッと切れる瞬発力よりもダラダラ脚を使う持続力が問われるレース。
このレースは、そんな流れに強い“B級性”をいかに見抜くかが鍵。これまでのレース振りから、脚の遅さを見出します。

昨年の勝ち馬エメラルファイトは、前走、メンバー中3位の上がり35.3秒で勝ち上がっていた馬。
一昨年の2、3着馬エポカドーロ、マイネルファンロンはともにデビュー以来一度もメンバー最速の上がりを使ったことがない馬でした。
その他、17年の勝ち馬ウインブライトは34秒台後半から35秒台の脚しか使えないキャラクターでしたし、同年の3着馬プラチナヴォイスは、6戦して上がり最速が一度しかありませんでした。
16年の勝ち馬マウントロブソンは、当時、デビューから4戦して上がり最速は一度だけ、その時計も35.6秒。同年2着馬マイネルハニーも、前走でメンバー最速の上がりは使っていましたが、その時計は35.4秒に止まっていました。
このように、スプリングSは、速い上がりを使えない、上がりが掛かってパフォーマンスを上げる馬に向いたレース。
・メンバー最速の上がりを使った回数が少ない馬
・最速で上がっても、その時計が34秒台中盤以下
というようなキャラクターが狙い目になります。
②シルバーエース
⑤ファルコニア
⑧アオイクレアトール
⑨サクセッション
⑤ファルコニアは、メンバー最速ながら36.3秒という遅い上がりで勝ち切った前走を評価。初勝利時もメンバー3位の36.3秒の上がりで勝利と、いわゆる典型的なB級ディープの相が見えます。同じディープ産駒である16年の勝ち馬マウントロブソンと酷似したタイプ。いかにもスプリングステークス向きです。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。