皐月賞2020出走馬① コントレイル
デビュー2戦目の東京スポーツ杯で1.44.5秒と驚愕のレコード勝ち。続くホープフルSでは渋めの馬場で順当Vを飾ってクラシック最有力候補の地位に就いた。年明け初戦、ぶっつけ皐月賞のステップは昨年Vのサートゥルナーリアと同じで、今や間隔が開くことをマイナス要因と考える必要がない時代。素直に能力の高さは評価すべきであろう。ただ、ホープフルSのゴール前は抑える余裕があったのではなく、鞍上が御せてなくて追えてなかったと映る。この点が実戦でどう出るか。
"3強"ではなく"2強"とジャッジ!
完消しでOKな馬は0%データに該当!
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皐月賞2020出走馬② サリオス
昨年6月にデビューし、秋にGⅢ→GⅠ制覇と陣営の目論見通りに3連勝を決めている点に本物の強さを感じさせる。サウジアラビアRCで1.32.7秒のレコード勝ち、朝日杯FSでは5ハロン通過57.2秒の流れを好位抜けとスピード能力の高さを遺憾なく見せつけている。小回りの中山2000mならギリギリの範囲内かもしれないが、前々走では何とか折り合い我慢の追走状態であり距離が延びることがプラス材料ではない可能性の方が大きい印象を受ける。
皐月賞2020出走馬③ サトノフラッグ
デビュー戦で掲示板を外す結果となったが、以後は潜在能力の高さを発揮して3連勝。弥生賞では3角から外を上昇して他馬をネジ伏せる格好。ホープフルS上位馬をアッサリと斬り捨てた事実はGⅠ通用レベルと考えられる。加えて言えば、決して道悪が得意ではないと思える走法のディープ産駒でこのパフォーマンスを演じている点に底知れなさが残っている。この中間の稽古の動きも一段と凄みを増しており、実績上位馬を逆転できる可能性は十分に秘めている。
皐月賞2020出走馬④ ダーリントンホール
共同通信杯の優勝でようやくの出走権ゲット。そのレースは稍重で5ハロン通過が63.2秒のスロー。ラスト3ハロン11.2秒→11.4秒→11.7秒というラップで2着馬との激しい叩き合いを制したもの。つまり、長くいい脚を使えるが一瞬の脚にはやや欠ける面が残っている印象。パンパン良馬場の時計勝負よりは、掘れるけど良馬場ならそれなりの時計が出る現在の中山馬場にはマッチするタイプと言える。
皐月賞2020出走馬⑤ マイラプソディ
2歳夏の新馬V。秋にオープン、重賞を連勝と現在のエリート街道を歩み、実際に結果を出しているのがセールスポイント。ステップ戦として選んだ共同通信杯で馬券圏外へと消えたのは案外だったが、荒れていても内が有利だった馬場傾向とあくまで叩き台という背景を考えれば、この敗戦だけで評価を急落させるのは危険かもしれない。