◆5R 3歳未勝利(芝1400m)
次走注目:ユールファーナ
(2人気3着)
この舞台のフルゲート大外枠は非常に不利。スタート後に後方5番手という位置だったことも仕方なかろう。しかも、3角手前からスイッチが完全に入ってしまった感じで、3~4角では一気に脚を使って大外を上昇。勢い余ってコーナーでも膨らんでしまうほどだった。それでも、最後までバッタリ止まることなくしっかり走り切れており、勝ち上がり資格ある脚力を示す内容だった。馬体維持、テンション維持がカギとなりそうだが次走も首位争いが演じられる。
◆11R フローラS(芝2000m)
次走注目:フアナ
(5人気3着)
キャリア2戦、それも緩いペースの経験しかなかったが、外枠から2角ではロスない内に潜り込む競馬のうまさを披露。直線でも馬群を割って出る際に進路がなかったが、外の馬を押し退けて自らの進路を切り開く見事な戦いぶり。この気持ちの強さに加え、スムーズだったらオークス出走権にも手が届いていたと思える脚力自体も高いレベルと判断できる。まだ馬体の成長が欲しい気はするが、この血統に準じた能力を秘めていることは確か。条件クラスならいつでも勝ち星をマークできる存在だ。
◆12R エールS(芝2000m)
次走注目:サトノエルドール
(1人気9着)
初の福島コースでスタートがひと息。向正面から上昇開始の形となったが、この時に一緒に動く馬がいた影響で3~4角はかなり外を回される格好に。4角でも外に張られ直線に入ってからはまったく脚を使えず9着。デビューからすべて3着以内と堅実無比だった馬が初めて大きく崩れる結果となってしまった。器用さに欠けることが福島コースで予想以上に大きく響いたとしか考えられない内容だった。元々は東京の現クラス戦を目標にしていたが、コロナ禍の番組変更によって福島参戦を強いられた背景。別コースならすぐに巻き返せる。