天皇賞・春といえば、トニービン内包馬が強いレース。
筆頭格はトニービン系サンデーのハーツクライ。過去、【0-5-3-15/23】。勝ち馬こそ出していませんが、連対率21.7%、複勝率34.8%。複数回好走馬を含み4頭の馬が馬券圏内に入っており、二桁人気で2度の波乱を演出。
昨年は該当馬が揃って凡走に終わりましたが、やはり天皇賞・春の要注目血統であることは疑いないと言っていいでしょう。
ハーツクライ産駒ほどではありませんが、トニービン内包種牡馬は、他にも14人気1着と大穴を開けたビートブラックなど勝ち馬2頭を輩出。
長丁場に強いスタミナと、ゴール前で苦しくなったところで踏ん張る底力がトニービンの武器。芝3200のマラソンレースで、その個性が如何なく発揮されるという構図。
今年もトニービンの血に注目して候補馬をピックアップ。
④ダンビュライト
(父ルーラーシップ)
⑤ミッキースワロー
(母父ジャングルポケット)
⑧キセキ
(父ルーラーシップ)
④ダンビュライトは、父母父にトニービンを内包して血統テーマをクリアする存在。
母母父にはネヴァーベンド系リヴァーマン、このリヴァーマンは凱旋門賞馬を2頭輩出するなどスタミナに秀でた血統。距離延長で秘める才能を開花させる可能性を示唆します。
京都記念勝ちを含み、【1-1-1-1】と京都コースに抜群の適性を誇る馬であり、馬場悪化にも対応可能。勝ち切る決め手には欠けますが、2~3着争いなら十分チャンスがあると考えます。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。