◆11R メイS(芝1800m)
次走注目:ザダル
(2人気3着)
周知の通りの超速馬場。この距離で5F通過58.7秒と言われると流れているように思うが、後半のラスト5Fを見てみると57.1秒。しかも、ラスト1F以外はハロンラップ11.5秒以内を刻んでおり、中身の濃い一戦だったと考えられる。この中で外を回って上がり最速33.2秒を記録したのがこの馬。内を突いた勝ち馬との比較でも、距離ロスを考えれば少なくとも同等評価ができる走りだった。賞金加算が叶わず今後のレース選択が微妙となったが、実績通りに重賞級の能力馬であることを改めてアピールできている3着だ。
◆6R 3歳上1勝クラス(芝1600m内)
次走注目:エアロロノア
(2人気5着)
昇級戦で初めて馬券圏外へと消える結果になってしまったが、初めてのマイル戦で前半46.4秒→後半47.4秒と初めて経験する厳しめの展開。自身も前半にちょっと力みがちになるシーンがありながらの前々競馬となった。加えて、直線では内に入る格好。ゴール前で外から伸びてきた馬に一気に飲み込まれたが、悲観すべき材料が少ない0.3秒差と言える内容。馬体面にもまだまだ良化余地が感じられるだけに1勝クラスは確実に勝ち上がれる存在と言えよう。
◆1R 3歳未勝利(芝1200m)
次走注目:ヒルノパルマ
(11人気5着)
今年1月以来の2戦目となった今回はプラス16キロ。顕著な変わり身とまではいかなかったが、下見所から随分と歩様がしっかりとしていたのは好印象だった。初めての1200m戦ということもあって無理せず馬任せのレース運びだったが、直線で外に出すとしっかりと伸びて上がり最速を記録。今回はローカルの未勝利戦だったがメンバー16頭中、なんと11頭が前走5着以内というメンバー構成。この相手でこの脚を使えた点に価値を見出せる。まだ、最適条件が判然とはしないが短距離戦でチャンスが巡ってきそうな存在と考えられる。