◆2R 3歳未勝利(芝1600m)
次走注目:ロバートソンキー
(3人気1着)
坂路で4ハロン50~52秒台の好時計が出ていたが、まだ太めに映って全体的に体つきにも良化の余地を多く残していた。それもあってスタートが遅く中団後方からの競馬。現在の速い馬場を考慮してもかなり厳しい状況のレースとなった。が、直線に入ると馬群を割ってグイグイ脚を伸ばし、レース上がりを1.0秒上回る末脚で1.33.5秒をマーク。ゴール前でもまだ伸びてる大きなフットワークは非凡な素質の証明で、1勝クラスも即突破できる能力を秘めている。
◆10R むらさき賞(芝1800m)
次走注目:スパイラルダイブ
(5人気4着)
休養前は取消明けで出遅れ。今回も仕上がり合格とまでは言えない及第レベルだったように映った。しかも、3勝クラス戦としては緩い5ハロン60.3秒のスロー展開で、上がり3ハロンも11.2秒→11.2秒→11.5秒の前残り展開だった。その中で、直線に向いた時の手応えも一瞬、渋くなり、かつスペースも狭めとなったが、ここから地力の確かさを感じさせる伸び脚を発揮してゴール前では脚勢一番。上がり最速マークは高く評価できる。3歳馬の参入が多くはないこのクラスなら近いうちに好配提供馬となり得る。
◆6R 3歳500万下(芝1200m)
次走注目:ムーンライト
(6人気2着)
互角のスタートが切れたが昇級初戦で初の1200m戦。3ハロン通過33.8秒と速めの流れで、追走に忙しく後方に置かれたのは仕方ないこと。コーナーでは掘れやすい馬場の内側から差を詰め始め、直線はスペースができていた内から脚を伸ばして上がり最速を記録。最後まで脚色が鈍らず勝ち馬にクビ差まで迫った内容は地力強化を印象づけるに十分だった。走破時計考えると超速馬場への対応が課題としては残るが、これからは有利な斤量となる3歳牝馬。現状、ベターと思われる1400m戦ならすぐにVチャンスが訪れる。