
エプソムCはダンチヒ系を狙いたいレース。

昨年は2頭しか該当馬がいない中、7人気のサラキアが2着と連対を確保したダンチヒ系保持・内包馬(後述する通り、例年とは異質の流れだったので、多少“たまたま”感はありますが)。
一昨年は勝ち馬サトノアーサーが母父にダンチヒ系リダウツチョイスを保持。
16年は、父リダウツチョイスのフルーキーと母父ポリッシュプレセデントのマイネルミラノが2、3着に同時好走。
14年には、2人気1着ディサイファ(母母父ダンチヒ)、4人気2着マイネルラクリマ(父チーフベアハート)、8人気3着ダークシャドウ(母母父ダンチヒ)と、同系統保持・内包馬で1~3着を独占。
道悪だった昨年は超スローの瞬発力比べになったエプソムCですが、非根幹距離の1800らしく、後半4ハロンの持続力比べがデフォルトの流れ。
そこで、持続力勝負に強いダンチヒ系の持ち味が活きるという構図が生まれます。
今年もダンチヒ系保持・内包馬を重視。候補馬は……
④サトノアーサー
(母父リダウツチョイス)
⑦サラキア
(母母父タイガーヒル)
⑫シャドウディーヴァ
(母父ダンシリ)
⑫シャドウディーヴァは、母父にダンチヒ系ダンシリを持ち血統テーマをクリアする存在。
2走前は右回り、前走は内前有利の馬場で4角後方の時点でゲームセットと、ともに敗因明白だと思いますが、東京新聞杯2着があるとはいえ、本質的にマイルは少し距離が忙しい印象も。
引き続き左回り、距離延長も歓迎とくれば巻き返しは濃厚と見ています。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。