◆8R 3歳上1勝クラス(芝1600m)
次走注目:シンハリング
(2人気4着)
休み明けでプラス20キロ。さすがにやや太くは映ったが、稽古でもしっかり動けるようになって肉付きしっかりの馬っぷりに成長。十分な休養効果が感じられる姿になっていた。レースでは前半にやや行きたがる姿勢を見せ、直線では外から締められて狭い馬間に押し込められる形に。それでもしっかり脚を使って抜け出した点に好印象を抱けた。最後はノメッて勢いを削がれた格好になって鞍上も無理をしなかった分だけ4着に落ちたが、好メンバー戦・赤松賞2着の戦績に偽りなし。1勝クラスならいつでも勝ち上がれるレベル馬と見る。
◆11R エプソムカップ(芝1800m)
次走注目:アンドラステ
(4人気4着)
長期休養が2度あった影響でまだキョリアは6戦。まだまだ成長の余地を残す馬体での重賞初挑戦。この点を考慮すれば価値高い4着だったと言える。抑え気味に運ぶのも2度目だったため、レース前半では口を割り気味になって折り合いに苦労。そんな追走状態だったにもかかわらず、外を回って上がり最速タイを記録した。しかも、上位馬のほとんどが直線内で粘る、あるいは内から脚を伸ばしていた状況。外からしっかり脚を使えたことが高い評価を可能とする。重賞で十分に通用するレベル馬だ。
◆4R 3歳未勝利(芝1600m)
次走注目:ヴェントボニート
(3人気2着)
少し間隔が空いた実戦2度目で上手にスタートを切れずにモタれるシーン。ズピードに乗り切れずテンに置かれる格好となったが、4角で大外に出すと他馬とは一線を画す伸び脚を披露。次位馬と0.7秒差の上がり最速マークは確かな走力、現レベルでは一枚上位の能力を示した内容と言える。ディープ産駒らしい走りをする小柄な牝馬で、今後は馬場状態との戦いとなりそうだが、この日も稍重発表でかなり掘れやすい馬場状態だった。余程の悪化がなければ勝ち上がりのチャンスはすぐに訪れる。