
昨年は禁止薬物の問題があって大量出走取消が発生、レース評価としては微妙な年になってしまった函館スプリントステークス。
その函館スプリントステークスの最重要血統は、ボールドルーラー系。

昨年は該当馬が1頭もいなかったボールドルーラー系保持・内包馬ですが、一昨年は3人気の勝ち馬セイウンコウセイが母父に同系統のカポウティ。
一昨年は4人気2着キングハートがボールドルーラー系サンデーのオレハマッテルゼ産駒で、7人気3着エポワスがフェアリーキング×スルーピー(ボールドルーラー系)で組成されたファルブラヴ産駒。
さらに、勝ち馬ジューヌエコールも、母父はボールドルーラー系サンデーのアグネスタキオンでした。
該当馬がいなかった昨年にしても、5人気1着カイザーメランジェは母母母父がシアトルスルー、2人気2着アスターペガサスも母母母父にカポウティ、1人気3着タワーオブロンドンも、やはり母母母父にボールドルーラー系マスターダービー。
上位馬には、深いとはいえボールドルーラーの血が絡んでいました。
改めて、ボールドルーラー保持・内包馬に注目したい函館スプリントステークス。該当馬は
③エイティーンガール
(母父アグネスタキオン)
⑤ティーハーフ
(母母父ボウジーニアス)
⑨フィアーノロマーノ
(母母父ボウジーニアス)
⑪アリンナ
(父マツリダゴッホ)
③エイティーンガールは、母父にボールドルーラー系サンデーのアグネスタキオン。厳密に言うとボールドルーラー系内包にはあたりませんが、一昨年に勝ち馬ジューヌエコールを送り込んでいるということで、同程度の重要性があると判断します。
前走は休み明けで1本追い不足の分、ラストで伸びが鈍りましたが、今回は栗東と函館で十分に乗り込まれており態勢は万全。上積みは大きいはず。
先週の土日メインで行われた芝1200戦がそうだったように、ハイペースの前傾戦からイン差しが決まる流れを想定、ゴール前強襲に一票投じます。
【出馬表・オッズはこちら】
「競馬成駿」はコチラ!


境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。