過去10年の宝塚記念の前後半3F平均ラップは「35.0-36.0」と前傾寄り。スタート直後に下り坂がある上、最初のコーナーまでの距離が525mと長く加速がつきやすい事で前半の負荷が大きくなる。レースの上がり3Fは全て35秒以上かかっており、ラスト1Fも例外なく12秒台に落ち込むのが特徴だ。
先週まで内前が優勢だった阪神の芝は今週Bコース替り。内優勢が継続する見込みだ。道中は内で脚を溜めて末の持続力を生かせる馬を重視したい。
どうやら人気が3頭に集中しそうなので、妙味込みで③グローリーヴェイズを。馬格がない馬なので58キロに加えて馬場悪化、坂のあるコースなど不安材料は否めないが、前走の香港ヴァーズではインで完璧な立ち回りから⑪ラッキーライラックに決定的な差をつけた。持続力に長けたタイプで宝塚記念向きと言える。鞍上の手腕にも期待。
(6月28(日)付、東京スポーツ掲載分)
※なお、当コラムは金曜午前段階で執筆されたものです。当日の馬場傾向を踏まえた上での最終結論◎◯▲は『競馬成駿』にてご確認ください!
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今川秀樹
IMAGAWA HIDEKI
ラップ理論のパイオニア・上田琢巳も唸る分析力を誇る、競馬JAPAN発の若手予想家・今川秀樹。6年連続で年間黒字収支を達成している男が、「配当面からも期待値の大きい馬」に狙いを定め、本当に買う価値のある◎本命馬をお届けする。