
京都競馬場の大改修工事を見据えて、今年は中京開催に替わって阪神開催が継続される夏の変則番組編成。これに伴い、CBC賞も阪神競馬場で行われます。
当然のことながら、同レースサンプルはないわけですから、別のアプローチが必要になります。
ヒントは、同じ阪神芝1200で行われる唯一の重賞であるセントウルSと、夏のスプリント重賞にあるのではないか、これが今回のアプローチ。
両者に共通するもの、それはサクラバクシンオーの血です。

阪神芝1200で行われる唯一の重賞がセントウルS。このレースにおいて、18年、7人気の人気薄を含み2頭が同時好走を果たしたほか、13年ハクサンムーン、16年ビッグアーサーと2勝をマークしているのが、サクラバクシンオーの系統。
ちなみに、半分くらいは余談のレベルですが、CBC賞は、2011年にも今年と同じく阪神芝1200で代替されています。この年は、1人気1着ダッシャーゴーゴー、4人気2着ヘッドライナーと、サクラバクシンオー産駒のワンツー決着に終わっています。

サクラバクシンオーは、夏場のスプリント重賞ではいまだに無視できない勢力を築いています。母父に入るケース、後継種牡馬のショウナンカンプなどに名を変えて、いまだに好走例が多いですね。
阪神芝1200という舞台設定、そして、夏競馬真っ盛りという時期、ここに着目して今年のCBC賞は、サクラバクシンオーの血に注目してみようと思います。
③ラブカンプー
(父ショウナンカンプ)
⑫ダイシンバルカン
(父サクラバクシンオー)
⑫ダイシンバルカンは、母父マイネルラヴも、阪神芝1200重賞と相性のいいシーキングザゴールドの流れを汲んでおり、同コース重賞に対する血統適性は密かに結構高いものがあると見ています。
OP昇級後の成績は冴えませんが、別定56キロで走った昨秋の京阪杯が0.6秒差、2着からは0.3秒差。元々意外性のあるキャラクターで、ハンデ52キロなら複穴として狙ってみる価値がありそうです。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。