◆4R 3歳未勝利(ダ1700m)
次走注目:タイムモーメント
(12人気4着)
同じく初出走で2着奮闘のサトノトリガーも次走確勝級に近い存在だが、同馬も更なる前進が見込める存在と言える。経験馬相手の初戦でテンに置かれるのは仕方ないこと。向正面から上昇を開始でき、4角ではかなり渋めの手応えになりながらも最後までバッタリ止まることなく走れた4着は、十分に合格点が与えられる走りだった。しかも、福島の重馬場、道中で10秒台も31秒台のラップある緩急ある展開は初出走馬にとっては厳しいもの。初戦からキツイ流れで踏ん張れた点に高い価値を見出せる。
◆8R 3歳上1勝クラス(芝1400m)
次走注目:クロワドフェール
(3人気5着)
キャリア3戦で2ヵ月ぶり。加えて初の1勝クラス戦、フルゲートの16番枠と難しい条件が揃ってしまった。前半は中団外で折り合いに専念し、3角からは促しつつの上昇策だったが、渋い馬場でかなりの距離損を強いられるレースぶり。それでも最後まで止まることなくジワジワ脚を使えていた内容は、現クラスの勝ち上がり資格ありをアピールするものだった。ここまで、時計要し気味な馬場での実戦が多いが、現在の体重を維持できれば、ある程度の時計速化、軽い馬場への対応力もありそうな印象を受ける。
◆12R HTB杯(芝1200m)
次走注目:アヌラーダプラ
(1人気1着)
鼻出血明けで3ヵ月半ぶり。思っていたよりも馬体が仕上がり過ぎてしまった印象もあったが、初めての1200m戦で0.3秒差の完勝劇を飾った。無理せずに先団直後で立ち回れた前半スピード、4角では持ったままの外上昇と小回りコースで定石通りの競馬ができたことは距離適性の高さを示したと言える。ここまでは折り合いに苦労する実戦内容が見受けられただけに、今回の1200m使いで活躍の場を確実に見つけ出した感じ。キャリア的にもまだまだ良化が見込めるだけに3勝クラスの突破は確実。オープン戦でも好戦が望める存在に成長していくだろう。