先週のCBC賞と同じく、今年はいつもの中京競馬場ではなく、阪神競馬場で行われるプロキオンS。
個人的には、プロキオンSといえば阪神開催というイメージが強いのですが、それも10年以上前の話。加えていえば、阪神・京都でダ1400の重賞が行われること自体、2011年以来。先週のCBC賞以上にヒントが少ないレースと言えます。
ここでは、
①阪神ダ1400の特注血統
②OP以上のダ1400における特注血統
③先週の阪神ダ1400の血統傾向
この3つの視点から予想していこうと思います。
①阪神ダ1400の特注血統
※対象期間は18年9月8日~20年7月5日

今回のプロキオンSのみならず、一般レースでも使える同コース上位血統。
ゴールドアリュールは、母父に入っても【1-6-1-16/24】勝率4.2%、連対率29.2%、複勝率33.3%をマーク。該当馬の数が圧倒的に多いことを差し引いても、さすがの実績と適性を証明していると言えます。
また、エンパイアメーカーは単回率105%、複回率126%と馬券的に重宝する存在として覚えておきたいところです。
②OP以上のダ1400における特注血統

こちらは競馬場不問で、ダ1400の高額条件における成績。
同じ馬が複数回好走するケースが多いのであくまで参考程度の位置付けにはなりますが、ここでも目立つのはゴールドアリュールの堅調ぶり。率ベースで見て優秀な数字であることに加え、この成績を6頭の別馬によってマークしているところがポイント。本質的な血統適性が浮き彫りになります。
③先週の阪神ダ1400の血統傾向

先週の阪神ダ1400は、全体的に米国血統の活躍が目立ちましたが、中でもストームキャット系は好走馬連発。ヘニーヒューズ産駒が2頭連対し、10人気1着タイガーインディの母父にも名を連ねています。
また、土曜2R3着バーミーズ、土曜11R1着メイショウテンスイは、母母父がストームキャット系でした。
というわけで、これらの血統的ヒントを材料に候補馬を抽出してみます。
③サトノファンタシー
(母父テイルオブザキャット)
⑥サンライズノヴァ
(父ゴールドアリュール)
⑨スマートダンディー
(父エンパイアメーカー)
⑮ワンダーリーデル
(父スタチューオブリバティ)
阪神ダ1400において、率、回収率ともに満足の活躍を見せるエンパイアメーカー産駒の⑨スマートダンディー。
近走が58、59キロだったのに対し、今回は裸同然の56キロで出走可能。休み明けの前走をひと叩きした効果も含めて、ここは反発必至でしょう。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。