七夕賞における重要血統は、ダンチヒ系とクロフネ。
まずはダンチヒ系。昨年は該当馬が揃って凡走に終わりましたが、一昨年は同系統のハービンジャーを父に持つマイネルサージュが2着。17年は同系統保持・内包馬が1~3着を独占。
特に、開催2週目の施行になってから勢力を拡大しているところがポイントで、昨年の結果だけで見限るのは早計かなと思います。
一方、これまで二桁人気馬を3頭馬券にしているクロフネ保持馬にも要注意。
一昨年、11人気でアッと言わせたメドウラークが母父クロフネ。
15年、16年と二桁人気で3着と高配当の片棒を担いだオリオンザジャパン、マデイラはともに父クロフネという共通項がありました。
過去、七夕賞に出走したクロフネ保持馬はのべ5頭。そのうち3頭がいずれも二桁人気で激走しているわけですから、その血統適性を認めないわけにはいかないでしょう。
ダンチヒ系保持・内包馬とクロフネ保持馬に注目したい七夕賞。今年の該当馬は
①バレリオ
(母父クロフネ)
④パッシングスルー
(母父クロフネ)
⑩ソールインパクト
(母父イクスチェンジレート)
⑪ヒンドゥタイムズ
(父ハービンジャー)
④パッシングスルーは、七夕賞の穴血統であるクロフネを母父に保持。
かつては紫苑Sで、ただいま牝馬限定重賞連勝中のフェアリーポルカ、そしてGⅠ2着3回のカレンブーケドールを完封している実績。
七夕賞では、14年10人気2着ニューダイナスティ、16年11人気3着オリオンザジャパン、18年12人気3着パワーポケットと、前走ダート組が立て続けに大穴を開けており、その意味でも穴の資格十分です。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。