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競馬予想

境和樹:穴馬券ネオメソッド

2020年07月17日(金)更新

函館2歳Sは完成度勝負!



【函館11R函館2歳ステークス】
(芝1200m 15:25発走)


sakai

とにかく完成度の高さが問われる函館2歳S。将来性や底力は不要、というよりむしろ邪魔になるくらい。

そんな完成度勝負のレース。血統的には米国血統が優勢。中でもストームキャットフォーティナイナーが最重要系統と考えられます。

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まずはストームキャット系。一昨年の勝ち馬アスターペガサスが父ジャイアンツコーズウェイでこのテーマに該当。その他、14年の勝ち馬アクティブミノルは父がスタチューオブリバティ。
二桁人気で馬券になった15年10人気3着ヒルダは、母父がストームキャット系ヨハネスブルグでした。
また、昨年の勝ち馬ビアンフェはキズナ産駒。このキズナは、ディープ×ストームキャットという配合の馬ですから、同馬はストームキャット系内包馬ということになります。

好走サンプルが少ないように見えるかもしれませんが、そもそも該当馬の数がそう多くありません。
また、該当していたとしても、地方所属馬であったり、データ的に厳しい他場勝ち上がり組(前走非函館組の成績【0-2-5-50/57】)であったりと、血統以外の減点材料が多いケースが多く、それらを除くと好走率はかなり高くなります。

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ストームキャット系に比べて該当馬の数が多く、不発のケースも少なくないフォーティナイナー系ですが、実際にこれだけの好走馬に絡んでいるわけですから、レース適性を否定する必要はありません。
17年は12人気のウインジェルベーラを含む同時好走、13年は9人気プラチナティアラと8人気トーセンシルエットの同時好走と、馬券的な破壊力も十分です。

その他、16年2人気1着レヴァンテライオンは、父が現役時代に米国GⅠを2勝、種牡馬になってからは米国三冠馬アメリカンファラオを輩出したパイオニアオブザナイル。同年13人気3着タイムトリップの父は、米国産のシーキングザゴールド系ロードアルティマ。
ダート的なパワーと前向きさ、それに付随する完成度の高さがウリの米国血統は、函館2歳Sが求める早熟性とマッチします。

広い括りの米国性、その中でもストームキャットフォーティナイナーには今年も要注意。

あとは細かな馬キャラ要素をチェック。

それが、逃げ切り以外のパターンを経験している馬が有利という点。

sakai


上記表が示す通り、特に近年の好走馬はほとんどが前走で「4角2~4番手」の位置取りを経験しています。
まだキャリアの浅い馬ばかりですから、ハナを切る形しか経験していないということは、それだけでリスク要因となります。自分のリズムが崩れたときの引き出しがないからです。
これに対して、番手以下で競馬をしている馬は、自分以外の馬のペースに合わせた経験があることになります。これが、ほぼ全馬にとって相手強化となるここで重要になるわけです。

ちなみに、逆に後方からの競馬しか経験していない馬もイマイチです。こちらは単純なスピード不足の危険性があって、重賞のペースに入るとさらに追走に窮してしまい、脚が使えなくなるからです。

以上のポイントを考慮して、今年の候補馬をチョイス。

②ホーキーポーキー
(父ディスクリートキャット)

④リメス
(母父コロナドズクエスト)

②ホーキーポーキーは、父がストームキャット系ディスクリートキャットで血統テーマをクリア。
前走は逃げ切り勝ちですが、初戦で番手からの競馬も経験できています。

その初戦で完敗だったモンファボリとの再戦。当時とは馬場が全く違いますから、まだ逆転の余地は十分残されていると考えています。





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境和樹

SAKAI KAZUKI

立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。

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