クイーンＳは、年によってラップ構成が全く異なる「逃げ・先行馬によってレースの質が変わりやすい」レース。11年、14年、17年はいずれも逃げ馬が道中で息の入らないラップ構成を創り出し、前傾色の強いレースとなった。その結果、人気薄の差し・追込み馬が馬券になっている。
今年は、典型的な持続タイプの④タガノアスワド、⑦コントラチェック、⑪モルフェオルフェなど逃げ馬がズラリ。前傾戦必至の様相を呈しており、必然的に狙いは差し馬だ。
狙いは②スカーレットカラー。前走のヴィクトリアＭは高速馬場でのマイルＧＩの息の入らないラップに加え、枠が厳しかった。この惨敗は度外視でいい。昨年の府中牝馬Ｓでのパフォーマンスが極めて高く、小回りに対応する機動力もある。展開も味方しそうなココはまとめて差し切れる。
(８月２(日)付、東京スポーツ掲載分)
※なお、当コラムは金曜午前段階で執筆されたものです。当日の馬場傾向を踏まえた上での最終結論◎◯▲は『競馬成駿』にてご確認ください！
「競馬成駿」はコチラ！
今川秀樹
IMAGAWA HIDEKI
ラップ理論のパイオニア・上田琢巳も唸る分析力を誇る、競馬JAPAN発の若手予想家・今川秀樹。6年連続で年間黒字収支を達成している男が、「配当面からも期待値の大きい馬」に狙いを定め、本当に買う価値のある◎本命馬をお届けする。
