
昨年の結果も踏まえて、今年は新しいテーマを設定したいクイーンS。
このレースの血統ポイントは、欧州性、特に英国GⅠ血統。

昨年の勝ち馬ミッキーチャームの母父ダンシリは、キングジョージⅥ&QES勝ち馬ハービンジャーの父。
同年3着カリビアンゴールドの母父ケープクロスは、自身がニューベリー競馬場で行われるロッキンジSの勝ち馬であるとともに、種牡馬としてシーザスターズ、ゴールデンホーンやウィジャボードなど、英国GⅠ勝ち馬を次々と輩出しています。
一昨年の勝ち馬ディアドラは、先ほども名前が出たキングジョージⅥ&QES勝ち馬ハービンジャーの産駒。同年3着ソウルスターリングは、チャンピオンSなど英国のGⅠを勝ちまくったフランケルの仔。
16年に9人気でアッと言わせる勝利を挙げたマコトブリジャールは、父がストーミングホーム。欧州型のミスプロで、自身、ニューマーケット競馬場で行われるチャンピオンSを勝っています。
このように、近2年はもちろん、それ以前に遡ってもクイーンSと関連が深い英国GⅠ血統。今年は、父か母父に英国GⅠ馬、または、種牡馬として英国GⅠ勝ち馬を輩出している血統に注目して本命馬を見つけたいと思います。
候補馬は以下の通り
④タガノアスワド
(母父スピニングワールド)
⑥カリビアンゴールド
(母父ケープクロス)
⑦コントラチェック
(母父ホーリング)
⑭シャドウディーヴァ(母父ダンシリ)
⑦コントラチェックの母父ホーリングは、現役時代に英国で行われるGⅠエクリプスS、インターナショナルSをそれぞれ連覇した馬。
圧勝か惨敗か、アテにならないキャラクターではありますが、フラワーC勝ちの内容が相当優秀で、ポテンシャルは間違いなくこの世代でもトップクラスのものを持っています。
開幕週から時計の出やすい設定になっていることも、高速耐性の高いこの馬にとっては追い風。久々に能力全開のシーンが期待できます。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。