米国血統、特にボールドルーラー系とキングマンボ系のVS構造がレパードSの基本的イメージ。
伝統的に米国性の強い血統が来やすいレースで、中でもボールドルーラーの系統は内包まで含めてかなり好走例が多いですね。
また、17年11人気1着ローズプリンスダムの母父シンボリクリスエスや、15年11人気3着タマノブリュネットの父ディープスカイなど、アグネスタキオンやシンボリクリスエスといったボールドルーラー絡みの血統まで含めると、さらに好走例は増えます。
昨年、10人気1着と大穴を開けたハヤヤッコの父キングカメハメハを筆頭に、人気薄を再三激走させるなど適性の高さを証明しているキングマンボ系。このレースが重賞に昇格した09年、7人気3着だったスタッドジェルランも、やはりキングカメハメハ産駒でしたね。
昨年は該当馬4頭。18年は3頭、17年は2頭といった具合に、イメージほど大挙出走から何かが来るというわけでもありません。
ボールドルーラー系とキングマンボ系。今年は該当馬が多く難解な印象ですが、候補馬は以下の通り。
≪ボールドルーラー系≫
①ケンシンコウ
(父パイロ)
②ブランクチェック
(父パイロ)
③タイガーインディ
(父シニスターミニスター)
④デュードヴァン
(母父タピット)
⑤ラブリーエンジェル
(父カジノドライヴ)
⑩ライトウォーリア
(父マジェスティックウォリアー)
⑪フレイムウィングス
(父パイロ)
⑬ニュートンテソーロ
(母父マリブムーン)
≪キングマンボ系≫
⑥ラインベック
(母父キングカメハメハ)
⑫バンクオブクラウズ
(母父キングカメハメハ)
⑫バンクオブクラウズは母父キングカメハメハで血統テーマをクリアする存在。
父ロージズインメイは、今開催もベルジュネスが11人気3着するなど、過去2年の新潟ダ1800で【3-2-2-9/16】勝率18.8%、連対率31.3%、複勝率43.8%というコース特注血統。レパードSでも17年にローズプリンスダムが11人気で勝利。
近2走で同世代のOP馬と勝負付けが済んだと見るのは早計。血統的に魅力のあるここは反発に期待できます。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。