
関屋記念は、ダンチヒ系とサドラーズウェルズ一族に注目したいレース。

昨年は6人気2着ミエノサクシードが母母父にダンチヒ系を内包。それ以前もプリモシーン、ヤングマンパワー、ドナウブルーやレインボーペガサスといった勝ち馬を輩出するなど、コンスタントに好走馬に絡んでいるダンチヒ系。
新潟外回りの長い直線を目一杯使う激戦になりやすいレース。ダンチヒの武器であるスピードの持続性能が活きるという構図です。

特に最近、目立つ成果を挙げているのがサドラーズウェルズ一族。本家のサドラーズウェルズのみならず、その全弟であるフェアリーキングの系統まで含める括りです。
サドラーズウェルズ一族は、中山のマイル重賞の特注血統として紹介したこともありましたが、最近特にマイル重賞で馬券の肝になる活躍が目立ちます。
高額条件のマイル戦は、道中で11秒台が並ぶ淀みのないラップになりやすく、この流れがサドラーズウェルズ一族の得意分野だと考えられます。
今年のメンバーから、ダンチヒ系かサドラーズウェルズ一族に該当する馬は以下の通り。
①プリモシーン
(母父ファストネットロック)
④メイショウグロッケ
(父メイショウサムソン)
⑤メイケイダイハード
(父ハードスパン)
⑦ジャンダルム
(父キトゥンズジョイ、母母父ダンチヒ)
⑧ミッキーブリランテ
(母父ダンシリ)
⑬ドーヴァー
(母母父サドラーズウェルズ)
⑰サトノアーサー
(母父リダウツチョイス)
④メイショウグロッケは父がサドラーズウェルズ系メイショウサムソン。
過去、新潟コース3戦3勝を含め、左回りの芝で【4-0-1-1】のサウスポー。休み明けから動けるタイプでもあり、2走前を再現する重賞激走を狙ってみる手が成立します。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。