
北九州記念といえば、まず真っ先に探したいのがサクラバクシンオー一族。

昨年こそ不発に終わりましたが、一昨年は7人気3着ラブカンプーがサクラバクシンオーの後継機ショウナンカンプ産駒。また、その3着からわずか0.1秒差の4着に入線した14人気グレイトチャーターも、父サクラバクシンオー。馬券にはなりませんでしたが、見せ場たっぷりの内容に改めてこの血統のレース適性が垣間見えました。
17年、二桁14人気2着のナリタスターワンがショウナンカンプ産駒。16年に8人気で勝ったバクシンテイオーが父サクラバクシンオーで、この年は2着ベルカントも同じサクラバクシンオー産駒でワンツー決着。
もう少し遡れば、12年8人気1着スギノエンデバー、09年8人気1着サンダルフォンもサクラバクシンオー産駒と、長きに渡り北九州記念の支配血統の座を確固たるものとしているサクラバクシンオー一族。
平坦小回りのローカル芝1200、しかもオール野芝という条件で、サクラバクシンオーのスピード性能が如何なく発揮されるという構図です。

そのサクラバクシンオーを追随する存在として注目がボールドルーラー系。13人気2着メイショウイザヨイなど2頭が馬券になっているオレハマッテルゼのような同系統内包血統が主で、二桁人気を引っ張っり上げた実績もあります。
サクラバクシンオー一族とボールドルーラー系保持・内包馬に注目して候補馬をピックアップ。
②ゴールドクイーン
(父シニスターミニスター)
⑥クライムメジャー
(母母父オールウェイズランラッキー)
⑧ラブカンプー
(父ショウナンカンプ)
⑧ラブカンプーは、サクラバクシンオーの後継機ショウナンカンプ産駒。
昨年は惨敗に終わりましたが、当時はシンガリ負けを繰り返していたように馬自体が深刻な不振に陥っていました。
しかし、ブリンカー装着の3走前から徐々に以前の行きっぷりを取り戻し、2走前には重賞CBC賞を制覇。
前走は一気の斤量5キロ増、しかも牝馬にとっては酷量の56キロと条件が明らかに良くなかった。しかも、千直では致命的ともいえる内枠引きで序盤に脚を使い過ぎた印象も。
今回は54キロとまともな斤量に戻ります。あとはサクラバクシンオーの血が押し上げてくれることに期待。最強の食い下がりで3着した一昨年の再現、それ以上を狙います。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。