◆11R 日本海S(芝2200m)
次走注目:ダンスディライト
(1人気4着)
出ムチを入れて押して押して先行態勢を取ったが、生憎にも3ハロン通過34.2秒と2200m戦とは思えないペースになってしまった。結果、先行していた馬のスピードが上がらない中、後方から外へと進路を取った馬が台頭する競馬となった。
3角で10番手以下にいた馬が上位を占めた中、唯一、前々で運んで掲示板を確保した走力はクラス上位との評価ができる。極端な上がりの速い競馬は得手ではないことから馬場状態や展開がカギにはなるが、持久力が生きる舞台なら勝ち上がりチャンスがすぐに巡ってくる。
◆2R 2歳新馬(芝1400m)
次走注目:フーラリ
(1人気3着)
今回もスタートがひと息だったが、またもやリカバーを試みることはせずに後方から。しかも、下げ気味に3角から進路を外に取り、外から強引気味に上昇とロス大きな競馬を強いられてしまった。それでも、直線ではしっかりと脚を伸ばして上がり最速をマーク。負けて強し、必ずや未勝利は勝ち上がれる能力を持っていることを示す3着だった。
今回、マイナス20キロと馬体重は大きく減っていたが、まったく細くは映らずに雰囲気いい体つきだった。この体を保っていればVチャンスは目前だ。
◆11R 佐世保S(芝1200m)
次走注目:カレンモエ
(1人気2着)
休養前よりもスムーズな歩様を見せて期待通りの成長の跡。このクラスは一発でクリアして欲しかったとはいえ、スタートから厳しい先行争いが繰り広げられてテンの3ハロンは11.6秒→10.0秒→10.6秒のハイラップ。これを見て一旦は3番手に下げ、直線に向いたところで早々先頭。ゴール寸前で差し込みを許したが、先行した他3頭が8~10着という結果だったことを見れば、この馬がいかに強い競馬をしたかがわかろう。
母カレンチャンの域に近づける資質は認められ、次走での勝ち上がり確率は相当に高い。