キーンランドC2020出走馬①
ダイアトニック
阪急杯で2位入線ながら降着の憂き目に。高松宮記念では逆に不利を受けて3着とすっきりしないレースが続いていたが、函館スプリントSは58キロを背負いながら堂々たる横綱相撲。自身、前33.6秒→後33.9秒と理想的なラップ構成でGⅠレベルの力量馬であることを示した。重賞2勝という実績以上の安定感、貫禄を感じさせる戦いぶりでもあった。その力量からGⅢ連勝はあり得るが、この時期に58キロでの連勝となると…ギャンブル的な要素に重きを置くなら評価を下げるべき存在とも考えられる
キーンランドC2020出走馬②
ライトオンキュー
休み明けの函館スプリントSこそ6着止まりに終わったが、ここへのひと叩きムードを強く醸し出していたUHB賞ではトップハンデを背負いながら2馬身差と決定的な差をつける完勝劇。1分08秒台の決着なら堅実に上位争いできることを示した。と同時に、これで札幌では2、4,1着と当舞台への適性の高さも示した格好。対応可能な決着時計となる可能性が高い開催後半なら再度の首位争いが期待できる。
キーンランドC2020出走馬③
フィアーノロマーノ
前回が除外明けの一戦で初の1200m。さすがに道中は促しつつの追走状態になったが、最後までジワジワ脚を伸ばして4着。1分07秒台の走破は合格点が与えられる内容と言える。距離短縮が吉と出て昨年暮れから1400m重賞で連続好戦とここにきての地力強化が明白。前回よりも時計を要しそうな状況となるのも歓迎材料で斤量を利を生かせれば逆転もあり得る。
キーンランドC2020出走馬④
エイティーンガール
近2戦が不発に終わっているが、オープン昇級のシルクロードSで2着。ひと息入った鞍馬Sでは上がり32秒台の末脚を駆使しているように展開ひとつで十分にチャンスが巡ってくる範囲内馬。その意味で言えば、それなりの位置で戦える実績馬が揃った小回り戦の今回は展開が向く可能性も十分。体がきっちりと絞れてくれば反撃できる。
キーンランドC2020出走馬⑤
ヤマカツマーメイド
唯一の3歳馬。時計的には短縮必要なレベルだが、ここまでは1400m重賞・ファンタジーSではレシステンシアから0.5秒差の4着。フィリーズレビューでも0.2秒差の2着と通用しても不思議ない戦いぶりを見せている。加えて、何と言っても斤量的に絶対有利と映る51キロ。斤量差を生かせる決着時計となれば台頭チャンスは訪れる。