今年は中京芝2000mで行われるローズS。1角までの距離が長くないためテンはそこまで速くなりづらいが、3~4角の下り坂と長めの直線から、ラストは末脚の持続力が求められる。それなりに先行馬も揃っているため、単純な展開利で押し切るのは難しいだろう。3~4角を内目で脚を溜め、直線で末脚の持続力を生かせる馬を重視。
狙いは③フアナ。フローラSは厳しい外枠をうまくリカバリーできたものの、直線で捌くのに手間取って差し損ねた格好。スムーズならばオークスへ出走していたはずだ。結果的にはこの差し損ねが奏功し、間隔を十分空けた自己条件の前走が+28キロと大幅馬体増。成長を感じさせた。母方は近藤英子氏が誇るグレースアドマイヤのラインで持続力に長けている一族。血統背景も十分だ。権利取りが必須なココは勝負度合いも強いだろう。差し切りに期待。
9月20日(日)付、東京スポーツ掲載分)
※なお、当コラムは金曜午前段階で執筆されたものです。当日の馬場傾向を踏まえた上での最終結論◎◯▲は『競馬成駿』にてご確認ください!
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今川秀樹
IMAGAWA HIDEKI
ラップ理論のパイオニア・上田琢巳も唸る分析力を誇る、競馬JAPAN発の若手予想家・今川秀樹。6年連続で年間黒字収支を達成している男が、「配当面からも期待値の大きい馬」に狙いを定め、本当に買う価値のある◎本命馬をお届けする。