◆1R 2歳未勝利(ダ1200m)
次走注目:スイーツマジック
(6人気6着)
直線でバッタリと止まってしまった初戦から大きく条件を替えて臨んだ2戦目。結果的には今回も直線で伸びを欠いてしまい6着と大差なかったが、3ハロン通過は33.7秒。初めてのダート、初めての1200mに対応する競馬ができた点は模索する適性ある舞台に一歩、近づいた印象を受ける。肉付きしっかりの馬体、可動域が大きな歩様、そして稽古で見せる水準以上の動きからすれば十分に勝ち上がりを目指せる資質を秘める馬。もう少し脚抜きのいい東京のダート1300~1400mで注目してみたい。
◆8R 3歳上1勝クラス(ダ1200m)
次走注目:ジェラペッシュ
(6人気7着)
前走の惨敗から方向転換を図ってダートに矛先を。しかも、今までは1600m以上しか経験がなかったが一気に距離も縮めての1200m。テンに置かれる形となったのは仕方なかろう。それでも、4角手前から差を詰め始め、直線に入ると馬場の内めから脚を伸ばして上がり最速を記録。ダート自体には問題をまったく感じさせない走りを見せた。さすがに中山のこの距離は忙しいだろうが、東京の1300~1600mなら流れに乗ることも可能。ダートで2勝目ゲットのチャンスがすぐに巡ってきそう。
◆10R 納屋橋S(芝1600m)
次走注目:フィニフティ
(6人気3着)
中山とは対照的に速い時計が出ている芝コース。このレースも5ハロン通過が57.8秒、上がり3ハロン35.0秒で1分32秒台の決着。中身濃い一戦だったと考えられる。その中で今まで以上に前めで競馬ができ、かつ最後までしっかり脚を使えての3着は立派な内容。あまり実績がなかった速い馬場に対応できたことも充実度の証しと思える。新馬V→クイーンC2着と派手だったデビュー当時の戦績からすると停滞期が予想以上に長くなったが、馬体重も450キロで安定してしっかり感がアップ。待ちわびた2勝目はもう目の前だ。