◆7R 3歳上1勝クラス(芝1600m)
次走注目:ラパンセソバージュ
(2人気8着)
出さずに運んだものの、道中は馬群内で終始、噛み気味の追走状態。ペースも5ハロン通過59.3秒と上がらず馬群も密集したまま。結局、4角でもゴチャついて最後まで目一杯にアクセルを吹かすことない消化不良気味のレース。この着順が能力を表すものではないことは明白だ。
加えて言えば、前走も悪い馬場で力を発揮できなかったように、現在の中山の時計要す馬場状況での稍重はこの馬にとっては非常に厳しい材料でもあったと考えられる。普通の時計が出る良馬場なら大きく見直せる。
◆4R 2歳新馬(芝1400m)
次走注目:ルージュグラース
(1人気4着)
フルゲート18頭立てでスタートがひと息、ダッシュもつかずに大きく離された後方。新馬戦としては前半で勝負圏外という残念な形になってしまった。が、3~4角で追い上げに脚を使い、直線では内に外へと進路を切り替えながら上位との差を詰め、終わってみれば0.1秒差のゴール。スタート直後がもう少し普通なら楽に勝っていたであろう脚力を見せた。
いかにも牝馬らしい体つきでまだまだ成長の余地を残すが、初勝利のチャンスはすぐに巡ってくる。
◆11R 神戸新聞杯(芝2200m)
次走注目:マンオブスピリット
(9人気9着)
人気通りの着順で見せ場を作ったわけでもないが、スタートでゴチャついて後方から。しかも、向正面ではいつも以上に行きっぷりが悪くて1頭だけ離された最後方。3~4角でようやく馬群に取りついて4角は大外へと進路を取った。が、ここでまずは内から外に出てきた馬に前に入られ、今度はその馬がモタれ気味。その影響もあってか最後は自身も内にモタれる格好を見せ、まともに追えないままのフィニッシュとなってしまった。
つまり、ほとんど競馬になっていなかった中で2着馬からは0.7秒差。次走、V候補とは言えないが、2~3着欄にはマークすべき脚力を見せている。