
サウジアラビアロイヤルカップは、完成度勝負の意味合いが強いレース。一般的に早熟性が高いとされる米国血統の重要性が高まります。

昨年、2人気で2着したクラヴァシュドールの母父はストームキャット系ジャイアンツコーズウェイ、3着アブソルティスモは母系の底にシーキングザゴールドの血を内包。このシーキングザゴールドは、17年6人気3着アブソルティスモのカーボナードの母父としても存在感を発揮しています。
その他、18年7人気2着ドゴールの母父ブラックタイアフェアーは、現役時代にブリーダーズCクラシックを勝っている馬。16年3人気1着ブレスジャーニーの父バトルプランは、アンブライドルド~エンパイアメーカーのラインに属します。
米国性の強い血統に着目して、今年も候補馬を抽出。
③ビゾンテノブファロ
(父プリサイスエンド)
⑤インフィナイト
(母父アグネスデジタル)
⑧キングストンボーイ
(母父フォーティナイナー)
⑤インフィナイトは、母父がアグネスデジタル。活躍の場は日本でしたが、米国産のクラフティ―プロスペクター産駒ということで、ギリギリ血統テーマをクリアしていると判断。
キャリアを積むごとに好走率が高まるモーリス産駒の2戦目。初戦で不良馬場をこなしており、その内容も番手追走から危なげなく抜け出す完勝。重賞獲りのチャンスと見ていいでしょう。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。