近5年の前後半5Fの平均ラップが「60.7-58.8」と、後傾戦でかつ持続力が問われやすい京都大賞典。京都外回り特有の3角からの下り坂で馬群全体が早めにペースアップする事で、末脚の持続力が要求される。例年はラスト1Fまで11秒台を維持するケースが多いが、今年は台風の影響で馬場が悪化する見込み。軽いスピードよりはタフさを重視すべきだろう。
京都の芝は5月以来の開催で内外はフラットが想定される。3~4角で外を回すとラストで脚が上がる可能性があるので、内目でロスなく運んで末脚の持続力を生かせる馬を重視。
狙いは③シルヴァンシャー。昨年の同レースで3~4角で極端に外を回しながらラストまでしぶとく伸びて3着。舞台適性の高さを感じさせた。前走の天皇賞春の惨敗でココはオッズ面でも優遇される見込み。圏内食い込みに期待。
10月11日(日)付、東京スポーツ掲載分)
※なお、当コラムは金曜午前段階で執筆されたものです。当日の馬場傾向を踏まえた上での最終結論◎◯▲は『競馬成駿』にてご確認ください!
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今川秀樹
IMAGAWA HIDEKI
ラップ理論のパイオニア・上田琢巳も唸る分析力を誇る、競馬JAPAN発の若手予想家・今川秀樹。6年連続で年間黒字収支を達成している男が、「配当面からも期待値の大きい馬」に狙いを定め、本当に買う価値のある◎本命馬をお届けする。